
「このアパートのエレベーターって、時々変な感じしない?」
新しく引っ越してきた友人が、雪がちらつく冬の夜に言った。彼女の部屋は二階だ。
「確かに、時折、誰もいないはずの階で止まったり、ボタンを押してない階で開いたりするよね」と私は返した。
「そうなんだ。今日もおかしかったんだ。二階のボタンを押したのに、四階で止まって、扉が開いたんだ。」
「誰もいなかったの?」
「うん。でも、扉が閉まる直前に、青い飴が一つ、床に落ちてるのを見たの。何だろうと思ってたら、扉が閉まっちゃったんだけど。」
「ふーん、珍しいね。」
「そして、二階に着いてドアを開けようとしたら、その青い飴が、なんと私の前に落ちてたの。」
友人はそこで言葉を止めた。私は思わず「え、それは何なの?」と詰め寄った。
「たぶん、子どもが落とした飴だと思うんだけど、どうして私の部屋の前にあるのか、すごく不気味だよね。」
この話は、エレベーターの中に小さな青い飴が落ち、友人の部屋の前に再び現れたという不気味な出来事を描いている。
なぜこれが怖いのか?
一つ目は、エレベーターに誰かがいた可能性があること。友人が乗った際、四階で扉が開いても誰もいなかったが、青い飴が落ちていたことは、そこに誰かがいた、あるいはいたはずの子どもが消えたことを暗示している。
二つ目は、その飴が友人の部屋の前にあったことから、エレベーターの中にいた「何か」が友人を追いかけてきた可能性があること。つまり、友人が気づかないうちに、正体不明の存在が彼女の後をつけ、部屋まで来てしまったのだ。これは、彼女の心の奥底に潜む恐怖を呼び覚ますに違いない。
冷たい風が窓を叩く音が響き、再びその青い飴のことを思い出したとき、友人は背筋が寒くなるのを感じた。何が次に起こるのか、彼女には想像もつかなかった。
何かが、彼女を見つめているかのように。
後日談:
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