本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

新着 短編
夜の呼び声
夜の呼び声
新着 短編

夜の呼び声

怖い 0
怖くない 0
chat_bubble 0
45 views

数年前の冬の夜、仕事が忙しすぎて体が悲鳴を上げていた私は、とうとう熱を出して寝込んでしまった。普段は無理をしないように心掛けていたが、今回は完全に力尽きてしまったのだ。食事を取ることもできず、夜の暗闇に包まれた部屋で一気に眠りに落ちた。

深い眠りから目を覚ますと、耳元で誰かの声が聞こえた。恐る恐る目を開けると、古びたアパートの薄暗い部屋の中に、明らかに異なる存在を感じた。時計を見ると、午前2時。寝ていた時間が長いことに驚きつつも、再び声が聞こえる。天井を見上げると、亡くなった祖父と、私が愛してやまない祖母が、何かを訴えかけるように浮かんでいた。

体が動かない。心の中で叫んでも、言葉は声にならない。祖父母は手を差し出し、私に向かって微笑んでいた。「お前は頑張った、でもそろそろ来なさい。手を取れ。」その言葉が、はっきりと耳に届く。私は何かに引き寄せられるように感じたが、同時に今の仕事のことが頭をよぎる。あの古いラジオの音が、仕事の片付いていないことを思い出させた。

「まだやることがあるから、今は無理だ」と心の中で呟いた。すると、祖父母の表情が変わり、少し寂しそうに見えた。「お前は本当にお前らしい」と言い残し、彼らの姿は天井へと戻っていった。消えていく彼らを見つめながら、私は叫び声をあげた瞬間、ベッドから落ちて目を覚ました。

夢だと思いたかったが、部屋には祖父が好んで吸っていたタバコの匂いが漂っていた。これは現実なのだと確信し、あの時手を取っていれば、今の私は存在していなかったかもしれないと考えた。不思議な体験が、私の心の支えとなっている。あの言葉を胸に、私は再び立ち上がる決意をした。今、目の前にある現実を大切にしていこう。彼らの存在を忘れずに。

この夜の出来事が、何かの啓示だったのかもしれない。私の人生はまだ続いている。

祖父母の声は、今も心の中で響いている。

1 / 1

後日談:

後日談はまだありません。

アバター 001_001

はじめまして、よろしくお願いします。

投稿数 1
怖い評価 0
閲覧数 16

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(0件)

コメントはまだありません。

0/500

利用規約をよく読んで、同意の上でコメントしてください。

・連続コメントは禁止しておりますが、新規登録・ログインすることで、連続コメントも可能となります。

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.0.250

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

label 話題のタグ

search

【参加型】投稿企画・タイアップ企画

  • 禍禍女
  • 心霊スポット
  • 意味怖

一息で読める短い怪談

読み込み中...

じっくり染み込む中編怪談

読み込み中...

深夜に読むと戻れなくなる長編怪談

読み込み中...
chat_bubble 0