
私が大学院生だった頃、研究室での出来事です。
その研究室は古びた建物の3階にあり、夜遅くまで勉強している学生が多かった。しかし、誰もいない時間帯に一人で残っていると、不意に背後に視線を感じることがありました。
特に、冬のある夜、遅くまで残っていた私は、古い書類を整理しているとき、ふと後ろを振り返りました。そこには何もいなかったのですが、視界の端に影のようなものが見えました。それは一瞬のことで、目を凝らしてもそこに人の姿はありませんでした。
その時、私の前に新任の教授が現れました。彼は少し不気味な雰囲気を持っていて、私が影を見たことを知っているかのように、「あの影、気になりますよね」と言いました。私は驚き、「教授も見たことがあるんですか?」と問い詰めると、彼は笑顔を崩さず「この研究室には色々なものがいるから」と言い残しました。
その後、教授は急に研究室に来なくなり、噂では他の大学に移ったらしいです。「色々なものがいる」という言葉が頭を離れませんが、その影は一体何だったのか。
もしかしたら、私の背後にいるのはただの影ではなく、私自身をじっと見つめる存在だったのかもしれません。夜の研究室、あの影が何を探していたのか、今でも不気味な思いが残ります。
影の存在を確認することは、決して良いことではなかったのかもしれません。 それからは、夜遅くまで研究室に残ることは避けるようにしました。
それでも、あの影がどこかで私を見ているような気がして、いつも不安でした。
冬の寒い夜、あの影の正体を知ることはできないまま、私は大学生活を終えましたが、今でも時折、あの研究室のことを思い出します。
あの影がどこにいるのか、今も気になって仕方ありません。
もし、私が再びあの場所に戻った時、あの影はまた私を見つめているのでしょうか。
その時、私はどう感じるのか、考えるだけで恐ろしい気持ちになります。
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