これは両親から聞いた話。当時僕はまだ小さかったため記憶がほとんどない時のこと。 H県のアパートに住んでいたとき、実際にあった出来事だ。まだ両親だけで住んでいる時は変わったことはなかったらしい。 僕が生まれてからは.............. いつものように母親は台所で料理を始めた。その時間になるといつも僕は遊んでいたそうだ。そんなある日.....僕が台所にやってきた。 母（○○どうしたの？？） 僕（あのねぇ、さっきねぇ女の子と遊んだの） この言葉を聞いて母親は驚いたらしいが特に気にしてはいなかったようだ。話の内容は、おもちゃの車で遊んでいたとのことだった。言い終わるとすぐ僕は戻っていき遊び始めたらしい。 やはり少し気がかりになった母親は、僕が遊んでいる部屋に行き様子をうかがったがいつものように遊んでいたそうだ。少し安心したそうだが、そのようなことがしばらく続いたとのこと。 しばらくし、弟が生まれた。 その日は家族で出かけた帰り。玄関を開けたとたんに弟が泣きはじめ （怖い！怖い！怖い！怖い！怖い！怖い！） と言い始めたそうだ。あとから聞くと首だけを出し、こちらを見る人がいたとのこと。 それから、僕たち家族は母親の実家がある場所に引っ越しをすることになった。引っ越し準備のため祖母が泊まりで手伝いに来た。 その夜に祖母が体験した話 夜寝ていると、天井に黒いかたまりが見えたそうだ。なんだろうかと思い見ているとその黒いかたまりの中から女の子が出てきたらしい。 だんだん近づいてくる女の子。ついに祖母の耳元までやってくると、生ぬるい息をふきかけてきた。 気づくと足元に何かの気配がした。見ると別の女の子が祖母の足を持って引きずろうとしていたらしい。しかし、引きづれないことに気づいたとたんに急に姿を消したそうだ。 翌日、急いで引っ越し準備をすることになり家具などを少しずつ運び出した。だいたい運び終えたところで掃除のため部屋に戻った。 僕が普段遊んでいる部屋に行くと、目を疑う異様な光景がそこにあった。 壁紙はビリビリに破られ、床は濡れていたそうだ。とても短時間でできるようなことでないようなひどい状態だったらしい。 管理人に事情を説明し、すぐにそのアパートを出たそうだ。 実は少し僕には記憶がある。その女の子は１人ではなく何人かいたのだ。いつもタンスと壁の隙間から出てきていたのを覚えている。しかし、姿はよ