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数年前、私は冬の寒さを忘れさせるために、異国の都市へと旅立ちました。異国の地での出会いは、いつも新鮮な驚きを与えてくれます。しかし、その中で私は不気味な運命に巻き込まれることになるとは思いもしませんでした。 最初に彼と出会ったのは、アムステルダムの運河沿いのカフェでした。彼と共に温かい飲み物...
私が小学校五年生の時。 友達のリナとユウナは、学校の帰りに古びた図書館に立ち寄った。薄暗い館内には、所々埃をかぶった本が並び、誰もいない静寂が広がっていた。 二人は一冊の黒いノートに目を奪われた。表紙には「願いを叶えるノート」と書かれていた。 「これ、面白そう!」とリナが言い、ユウ...
冬の寒い夜、私と妹は家の裏にある家庭菜園で遊んでいた。雪が積もる中、ふと目に留まったのは、地面に落ちていた小さな豆のような種だった。 それは肌色で、まるで何かが訴えているかのように、私たちを見つめていた。 兄妹で興味を持った私たちは、その豆を持ち帰り、家の中で温かい土に埋めることにした。 「こ...
僕の父は、未解決の殺人事件で逮捕されている。 冤罪だと思っていたけれど、父の指紋が付いた携帯電話が、駅のホームで見つかったのだ。 明日は面会に行くつもりだ。父が会いたい人がいるとメッセージに書いていたからだ。 面会の日、僕は弟と母と一緒に駅に向かった。面会の準備をしていると、父からのメッセー...
冬の寒い夜、アヤは商業ビルの屋上で煙草を吸っていた。下町の明かりが遠くに見え、冷たい風が心地よかった。彼女の隣には、甥のケイタがいた。二人は、仕事のストレスを忘れようと集まっていた。 ふと、アヤが煙草を吸い終わると、白い猫が目の前に現れた。猫はじっとアヤを見つめている。彼女は不思議に思い、近...
私が大学生だった頃、友人たちと夜遅くまで飲み明かしていた。酔いが回り、意識が朦朧として、そのまま眠りに落ちてしまった。 夢の中で、地下駐車場に自分と数人の仲間、そして大学の教授がいた。教授は古びた黒い手袋をしていて、何かを探している様子だった。仲間たちと笑い合いながら、私はその光景を不思議に...
高校時代、僕たちは都会の高層ビルの廊下で毎日のようにバカ騒ぎしていた。特に仲の良かった悠斗と真由美と一緒に、無邪気に過ごしていたのだが、ある晩、真由美の提案で、ビルの入り口にある古い神社にある護符を取りに行くことになった。 真由美の母親は、いつも神社の護符に異常なまでの敬意を払っていた。「絶...
ある冬の夜、大学の友人たちとの帰り道、公園の前を通りかかりました。外は寒く、風が吹きすさぶ中、ふと公園の中に目をやると、ぼんやりとした影が見えました。近づくと、幼い少女が一人で遊んでいるのが見えました。彼女は薄着で、足元は裸足のままでした。 「こんな時間に、親はどこにいるのだろう?」そんな疑...
深夜のドラッグストアで、僕は一人でレジを回していた。 午前2時を過ぎると客足はほとんど途切れ、蛍光灯の白い光だけが店内を平らに照らす。 その静けさを切るように、いつも同じ女が来る。 薄いベージュのコート、髪は整いすぎるほど整っていて、買うのは毎回きまって「絆創膏」と「ミネラルウォーター」。 ...
数年前の冬、私は研究チームの一員として孤島に向かった。小さな研究所で、実験用のサンプルを扱うための隔離された環境だった。島に上陸した初日、私たちは不気味な金属製の箱を見つけた。箱は青く、色あせた鉄製で、手のひらサイズだった。 当初は興味本位で箱を持ち帰ったが、すぐに周囲で異変が起こり始めた。...
「――君は、来年の今頃、恐ろしい事件に巻き込まれるだろう。」 28歳の誕生日、会社の飲み会で占い師に言われた言葉が頭から離れなかった。仕事を終え、デスクに戻ると、隣の席に座る新入社員の女子が話しかけてきた。 「先輩、好きな人はいるんですか?」 その瞬間、占い師の言葉がよぎる。彼女に告白さ...
高校生の俺は、いつも急行に乗って登校している。自宅も高校も最寄り駅は急行の止まる駅だった。 急行は一番混むとはいえ、各駅停車だと遅すぎるし、準急だと一部区間が各駅停車なのでやはり遅い。 さらに高3になる春のダイヤ改正で、ラッシュ時の急行の大部分が準急に変更になった。 ただ俺のいつも乗っている列...
「ふぅ、やっと帰った…」 そう呟きながら、私は自分のアパートの扉を開けた。 外は冷たい風が吹き荒れ、吐く息が白く霧立つ。 部屋に入ると、暗闇の中で一つのデバイスが青白く光り、私を迎えてくれた。 「おかえりなさい」と、スマートスピーカーが声を発する。 「ただいま〜」と返事をし...
田舎の小さな町に住むいとこの母は、いつも夢や願望を口にすることが癖になっていました。 「もっと素敵な家が欲しい」「あの旅行に行きたい」などと言うと、何故かそれが実現してしまうのです。 彼女は、自分の言葉が現実を形作ると信じていて、いつも明るく前向きでした。 そんな彼女を見ていると、...
最近、夢の中で誰かに追われている。 何が自分を追いかけているのか、いつもわからず、ただ恐怖だけが心に広がっていく。毎回捕まってしまい、無理やり倒される瞬間に目が覚めるのだ。 夢の中では、いつも渋滞する廃墟の遊園地にいる。かつては笑顔と歓声で溢れていた場所も、今では静寂と不気味さだけが支配し...
冬の寒い夜、友人と出かけた繁華街で雑貨店を訪れた。店内は古びた雑貨で溢れ、どこか懐かしい雰囲気が漂っていた。そこで目に留まったのが、埃をかぶった一冊の古い日記だった。値段はたったの500円。興味をそそられ、即座に購入した。 帰宅後、日記を開いてみると、数ページにわたって走り書きのような文字が...
美咲が亡くなったと聞いたのは、冬の寒さが一層厳しくなった夜のことだった。彼女とは小学校からの親友で、頻繁に遊びに行ったり、家に泊まったりした仲だった。あの頃は楽しかったが、時の流れには勝てず、会う機会も次第に減っていた。 何年か前に成人式で再会した時、彼女は元気そのものだったのに、まさかこん...
俺がまだ子供だった頃 「真夜中12時に目を閉じて念じる将来結婚する人が目にうつる。」 とかいう話をきいて試してみた。 すると12時に洗面器を目を閉じてみると、顔などは見えなかったが「〇〇」という人の苗字みたいな漢字が見えた。それは難読な苗字ではないが、それほど多くいない苗字だった。 ・・ 大学...
秋という季節がなくなったのかというほど暖かな日差しの差す、土日にくっついた至福の祝日。 看護の学びから解放された私は、昼下がりの倦怠に身を委ね、ベッドの上でだらだらと過ごしていた。 13時過ぎ、少し重たいカレーを胃に収め、歯磨きを終えると、再び至福の寝床へ。 スマートフォンを眺めるうち、まぶ...
「ある冬の夜、公園の裏手を歩いていると、奇妙な手紙を見つけた。手紙にはこう書かれていた。 『昔、壊れた人形を拾ったことがある。顔が崩れ、目が無くなっていた。とても気味が悪い。』 『また、暗い小道を歩いていると、頭のない人形を見つけたことがある。動かないまま、ただ立っていた。』 この手紙は...