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ある冬の夜、大学の友人たちとの帰り道、公園の前を通りかかりました。外は寒く、風が吹きすさぶ中、ふと公園の中に目をやると、ぼんやりとした影が見えました。近づくと、幼い少女が一人で遊んでいるのが見えました。彼女は薄着で、足元は裸足のままでした。 「こんな時間に、親はどこにいるのだろう?」そんな疑...
私が小学校五年生の時。 友達のリナとユウナは、学校の帰りに古びた図書館に立ち寄った。薄暗い館内には、所々埃をかぶった本が並び、誰もいない静寂が広がっていた。 二人は一冊の黒いノートに目を奪われた。表紙には「願いを叶えるノート」と書かれていた。 「これ、面白そう!」とリナが言い、ユウ...
田舎の小さな町に住むいとこの母は、いつも夢や願望を口にすることが癖になっていました。 「もっと素敵な家が欲しい」「あの旅行に行きたい」などと言うと、何故かそれが実現してしまうのです。 彼女は、自分の言葉が現実を形作ると信じていて、いつも明るく前向きでした。 そんな彼女を見ていると、...
俺がまだ子供だった頃 「真夜中12時に目を閉じて念じる将来結婚する人が目にうつる。」 とかいう話をきいて試してみた。 すると12時に洗面器を目を閉じてみると、顔などは見えなかったが「〇〇」という人の苗字みたいな漢字が見えた。それは難読な苗字ではないが、それほど多くいない苗字だった。 ・・ 大学...
最近、夢の中で誰かに追われている。 何が自分を追いかけているのか、いつもわからず、ただ恐怖だけが心に広がっていく。毎回捕まってしまい、無理やり倒される瞬間に目が覚めるのだ。 夢の中では、いつも渋滞する廃墟の遊園地にいる。かつては笑顔と歓声で溢れていた場所も、今では静寂と不気味さだけが支配し...
深夜のドラッグストアで、僕は一人でレジを回していた。 午前2時を過ぎると客足はほとんど途切れ、蛍光灯の白い光だけが店内を平らに照らす。 その静けさを切るように、いつも同じ女が来る。 薄いベージュのコート、髪は整いすぎるほど整っていて、買うのは毎回きまって「絆創膏」と「ミネラルウォーター」。 ...
結婚生活が数年を迎えた頃、私は彼に別れを告げた。彼は穏やかな表情を崩さず、私の決断を受け入れようとしていた。しかし、その夜、彼の涙が流れ落ちるのを見て、私の心は揺れ動いた。彼は私の前で号泣し、友達としての関係に戻れると信じていた。 それから数日後、私の生活が一変する。彼のストーカー行為が始ま...
古びたアパートの一室。そこに住んでいた男が突然亡くなった。警察が調べを進める中、部屋の片隅から一冊の古い日記が見つかった。その日記には、男が知っているという未解決事件の真相が記されていた。 彼はある人物の名前を知っていると書いていた。その人物は、数年前に発生した連続殺人事件の犯人だ。だが彼の...
私が大学生だった頃、友人たちと夜遅くまで飲み明かしていた。酔いが回り、意識が朦朧として、そのまま眠りに落ちてしまった。 夢の中で、地下駐車場に自分と数人の仲間、そして大学の教授がいた。教授は古びた黒い手袋をしていて、何かを探している様子だった。仲間たちと笑い合いながら、私はその光景を不思議に...
美咲が亡くなったと聞いたのは、冬の寒さが一層厳しくなった夜のことだった。彼女とは小学校からの親友で、頻繁に遊びに行ったり、家に泊まったりした仲だった。あの頃は楽しかったが、時の流れには勝てず、会う機会も次第に減っていた。 何年か前に成人式で再会した時、彼女は元気そのものだったのに、まさかこん...
冬の夜、ようやく息子を寝かしつけた母親は、暖かいリビングで一息ついていた。その時、残業中の夫から電話がかかってきた。 「え、どうしたの?」と不安が胸をよぎる。夫の声は震えていた。「病院から、マサトが…亡くなったって。」 10歳のマサトは、夫の前妻の子で、先月から入院していた。生まれつきの...
大学生活を始めたある冬の夕暮れ、私は友人たちと山奥の廃屋に探検に出かけた。外は冷たい風が吹き、日が沈むにつれて暗くなっていく。廃屋に近づくにつれ、心のどこかに不安が芽生えていた。 廃屋の中は薄暗く、埃が舞っていた。友人たちが騒ぐ声が響く中、私は一人、窓際に立って外を見つめていた。すると、何か...
高校時代、僕たちは都会の高層ビルの廊下で毎日のようにバカ騒ぎしていた。特に仲の良かった悠斗と真由美と一緒に、無邪気に過ごしていたのだが、ある晩、真由美の提案で、ビルの入り口にある古い神社にある護符を取りに行くことになった。 真由美の母親は、いつも神社の護符に異常なまでの敬意を払っていた。「絶...
ある日、私は飼っている白猫のミルクに向かってぼやいていた。「猫って本当に良いよね。いつも寝てばかりで、自由に外を歩き回って…それに、誰にも縛られないのが羨ましいなぁ。」 ミルクは私の言葉を静かに聞いていたが、突然その目が真っ直ぐこちらを見つめ、こう言った。「人間の方がいいよ。僕の体と入れ替わ...
君はアジアの小さな国で起きた事件を知っているか? ある冬の夜、私は仕事の関係でその国に滞在していた。古びたホテルに泊まっていたが、何かが違和感を感じさせた。夜が更けるにつれて、周囲の静寂が不気味さを増していく。 数日後、同じホテルに滞在している外国人女性と出会った。彼女は一人旅で、私と同じ...
酔いつぶれて帰った夜のせいで、目が覚めると外は薄暗く、冷たい風が窓を叩いていた。ベッドの横には、青い肌を持つ小さな生物が四人、こちらを見上げていた。 「おはようございます。私たちは、地球の友人です。」 酒の残り香が漂う口から出た言葉に、思わず目をこすった。彼らの言動があまりに真剣で、夢か現...
私の名前は美奈子。観光地の宿泊施設でガイドをしている。最近、私には自分と似ている人が世界中にいるという噂を聞き、興味を持っていた。特に、最近お迎えすることになった老夫婦には、何か特別な出会いが待っている気がした。 冬の夕方、私はその老夫婦をホテルで迎えた。二人の目が私を見た瞬間、驚きと困惑が...
禁足地に足を踏み入れてしまった若者の物語は、数日後に始まる。夜勤のシフトが終わり、彼は疲れた体を引きずりながら工場を後にした。外は冷たい冬の夜、工場の敷地を出ると、彼は車へと向かった。自宅までは車で30分、長い一日がやっと終わるところだ。 赤信号で停まった時、彼は車のライトを点けた。瞬間、目...
冬のある夜、若手社員の僕は、高層オフィス街の駅前で信号待ちをしていた。目の前には明るいビル群が広がっていて、煌々とした看板が冷たい風に揺れている。信号が赤に変わり、僕は足元に視線を落とした。その瞬間、足元から「カツン、カツン」と音が響いてきた。振り返ると、街灯の下にハイヒールを履いた女性が立っ...
「――君は、来年の今頃、恐ろしい事件に巻き込まれるだろう。」 28歳の誕生日、会社の飲み会で占い師に言われた言葉が頭から離れなかった。仕事を終え、デスクに戻ると、隣の席に座る新入社員の女子が話しかけてきた。 「先輩、好きな人はいるんですか?」 その瞬間、占い師の言葉がよぎる。彼女に告白さ...