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新着 中編
赤い影の世界
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赤い影の世界

17時間前
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幼いころ、ヒーローに憧れたことがあった。\n\n弱者を守る力を持つ彼のように。\n何事にも屈しない強い意志を持つ英雄のように。\n不条理に立ち向かう勇気を持つ勇者のように。\n\nしかし、現実の世界は残酷だ。\n勇者はファンタジーの中だけに存在する。\n日常の中で理不尽に直面することは、もはや珍しいことではない。\n他人の感情に振り回され、\n自分の努力に対する正当な評価すら得られない。\n飛び交う無情な言葉から身を守る術もない。\n\n時には、その理不尽さに怒りを感じることもある。\nだが、俺には自分に害を与える者を排除する力はない。\nそれでも諦められず、復讐したいという欲望が心の奥に渦巻く。\n誰が理不尽な言葉の流れ弾を愛せるだろうか。\n\nある日、会社から帰る途中。\n高層ビルのエレベーターに乗り込んだとき、\nその鏡に映る俺は、今日もまた社会の理不尽に触れ、怒りに満ちた顔をしていた。\n\n『復讐したい』\n『やり返してやりたい』\n不条理を与えた者に対して、その力が欲しい。\n鏡の中の俺の姿は、疲れ切った顔をしていた。\n\n自宅の玄関を開けた瞬間、俺は目の前の光景に呆然とした。\n(ここはどこだ?)\n目の前には、まったく見覚えのない部屋が広がっていた。\n\n六畳ほどのスペースの和室。\n(自宅じゃない?)\n驚きつつも、部屋を見回す。\n右手には小学生の勉強机があり、左には押し入れの襖がある。\n…間違って部屋に入ったのだろうか?いや、そんなはずはない。表札も確認したし、鍵も間違っていなかった。\nでは、ここは一体どこだ?\n\n俺は後ろを振り向くと、自分が通ってきたはずのドアに目を向ける。\n視界の先に確かに『ドア』があった。\nだが、そのドアは毒々しいピンク色をしている。\n\n俺は、そのドアを通ってこの部屋に入ったのだろうか?\n何気なく、そのドアのノブに手をかけようとした瞬間、何の前触れもなく…\n足元からドアが消え去った!\nまるで透明なペンキを塗りつけられたかのように、きれいさっぱりと消失したのだ!\n\n(なんだこれは?)\n(俺はどこからこの部屋に入ってきたのだ?)\n(それに、ここは一体どこだ?)\n\n一連の異常事態に、俺の頭は混乱する。\nその時、\n「どうしたんだい?」\n声がした!\n一見、女性とも男性とも聞き分けのつかない、低く響く声が…\n部屋の押し入れの向こう側から聞こえた!\n\n「ひい!」\n俺は小さく叫び声を上げる。\n\n「どうしたんだい?」\n\n押し入れの奥から再び聞こえてくる声。\n俺は、押し入れを凝視する。\nその瞬間、襖がゆっくりと開く。\n\nそして、押し入れから現れたのは…\n身長1メートルほどの異形の存在。\n球体の大きな頭に、手足を持つ人型の体。\nその頭には、異常に大きな目と赤く裂けた口があった。\n\nその存在は、俺の名前を呼ぶ。\n「どうしたんだい、のる太君?」\nその時、俺の口が勝手に開いた。\n「えーん、誰かが僕をいじめるんだよ…」\n\n…そう。目の前にいるのは、俺の知っているあのキャラクター。\nその名は、未来から来た猫型ロボット…。\n『赤い影の存在』だった。\n\nそして、俺はその『赤い影の存在』に、自らの情けない境遇を嘆き続ける登場人物、『のる太君』だった…。\n\n異形の存在が近づいてくる。\nその口が開き、俺の名前を呼ぶ。\n「のる太君」\n\n俺はどうにか冷静になり、今自分が置かれている状況を理解しようとする。\n目の前にいるのは、間違いなくあの異形の存在。\nその姿は、まさに『赤い影の存在』だった。\n\n(なぜ俺は、こんな存在と一緒にいるんだ?)\n今、俺は自分を失っている。\nそんな中で、俺はただ一つの真実に気付く。\nこの存在は、俺がかつて憧れていたヒーローの悪夢のような姿だ。\n\n今、この赤い影の存在は、俺をのる太君と呼んだ。\n俺は自分の身体の状態を把握しようと努める。\n背が低く、眼鏡をかけている。\nその姿は、まさに子供のようだった。\n\n(俺は、のる太君なのか?)\nでも、のる太君は俺なのか?\n今、俺は誰を失っているのだ?\n\nその時、赤い影の存在が口を開いた。\n「君は本当にバカだな。」\n\n(うるせぇ!)\n俺は心の中で叫ぶ。\nその存在とのやりとりが続く。\n「じゃあ、君の復讐を手伝おう。」\n\n俺はその言葉に驚く。\nはたして、俺はこの存在と一緒に復讐することになるのか?\nその時、俺は思った。\n(この世界は、果たして本物なのか?)\n\n不気味な声が響く。\n「さあ、行こう。」\nその瞬間、俺の目の前に広がる現実が変わり始める。\n一体何が待っているのか、俺はその運命を受け入れるしかなかった。

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