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さっき、11月の「視聴覚室のドッペルゲンガー映像」を書き込んだ、大学1年の俺だ。 あの学校の土地は、1年が終わる極寒の12月になると、今度は全校生徒が下校したあとの、あの誰もいない「真冬の終業式」の校舎で、過去最大の物理的な恐怖「怪談」が待っていた。 11月の事件のあと、集合写真を見るたびに自...
小学5年生の時に体験した話です。 私は遊具で遊ぶのが大好きで、特に雲梯(うんてい)がお気に入りでした。 グラウンドにある雲梯とは別に、校舎脇にある大雲梯(だいうんてい)というものが特にお気に入りで、その名の通り通常の雲梯よりも大きく、幅広で長さもあるので、雲梯上を友達とどちらが早く端まで行け...
こんなうわさ知ってますか 美術室のシジマさん 絵を描くのが好きだった子。 だけど絵を描くことを親に反対されて自殺しちゃったんだって シジマさんが描く世界はどんなに叶わなかった夢でも叶えることができる。 でも気を付けて 絵の中に入ってしまったら出ることは出来ないから こんなうわさ知ってますか ...
文化祭の出し物の準備で、校舎全体がどことなく浮き足立っていた、9月上旬の放課後のことだ。 秋の日はつるべ落としと言われる通り、17時を過ぎると急速に辺りは薄暗くなり、旧校舎の廊下には長い影が不気味に伸び始めていた。 私はクラスの衣装作りを手伝うために最後まで残り、夕暮れ時の家庭科室で作業をして...
さっき、1月の「きさらぎ駅での生還」を書き込んだ大学1年の俺だ。 今回は、学年末テストが近づき、3年生への進級を前にして校内が落ち着かなかった、2月上旬の放課後の話をさせてほしい。 その日は部活の用具を片付けに、新校舎と旧校舎を繋ぐ、外の冷たい風が吹き抜ける渡り廊下を、一人で歩いて部室へと向か...
2学期の終業式を目前に控え、冷たい冬の雨が校舎を白く煙らせていた、12月上旬の放課後のことだ。 私は担任の先生に頼まれたプリントの束を回収するため、一人で旧校舎2階の奥にある、薄暗く冷え切った理科準備室のドアを開けた。 薬品の匂いが微かに残る室内は、暖房も届かず、しんと静まり返った陰鬱な空気に...
さっき、10月の「図書室の貸出カード」を書き込んだ、大学1年の俺だ。 あの学校の土地は、秋が終わり、凍えるような冬が近づく11月になると、今度は学校行事の裏に隠された、さらに陰湿な罠で俺の精神を破壊しにきた。 10月の怪談のあと、自分の名前を書くたびに指先がカサカサに乾燥する後遺症に悩まされな...
さっき、4月の「グラウンドの12人目の影」を書き込んだ大学1年の俺だ。高2になって2ヶ月目、5月のゴールデンウィークが明けた頃の話をさせてほしい。 新しいクラスにも慣れ、学校生活が日常を取り戻しつつあった5月中旬のある日の放課後だった。俺は担任に頼まれたプリントを職員室に届けた帰り、新校舎の3...
太平洋高気圧に覆われ、連日のように真夏のような猛烈な暑さと痛いほどの晴天が続いていた、6月下旬の夕暮れ時のことだ。 部活の片付けを終えた私は、校舎内にこもった容赦ない熱気の中、すでに誰もいなくなった薄暗い旧校舎の階段の踊り場を、一人で下りていた。窓の外からは、夕方になっても一向に衰えない蝉時雨...
さっき、2月の「渡り廊下のもう一人の俺」を書き込んだ大学1年の俺だ。 これで高2の1年間もいよいよ最後の月になる。 修了式を終え、春休みの直前だった3月中旬の放課後の話をさせてほしい。 その日は新学期(高3)に向けた春休みの自主練の最終日で、俺は誰もいない極寒の陸上部室に一人で戻り、私物の整理...
さっき、12月の「部室のクリスマスソング逆再生」を書き込んだ大学1年の俺だ。 今回は、ちょうど1月の上旬、新学期が始まったばかりの、あのあまりにも有名で忌まわしい「駅」の話をさせてほしい。 始業式があった1月8日の放課後、あの高1の8月と高2の8月の『カラダ探し』と高1の1月の『コックリさん』...
とても暑い夏の定番と言えば怖い話。 高校三年生の夏休み、私は仲の良い友人数名と《百物語》をする事になった。 Goo◯le先生で検索すれば出て来るだろうが、 ざっくり説明すると100本の蝋燭を用意して夜中の12時辺りにやると言う物だ。 100本の蝋燭はお祖母ちゃんの家から拝借し、 足りない分は買...
夏休みのある日、顔見知りの店員と喋っていると男の子たちが駆け込んできた 小一時間前にコンビニに来て、近くの幽霊トンネルへの道を聞いて来た四人組の子たちだった でも、そのトンネルは改修されたばかりでピカピカだし、昔から怪異なんて聞いたこともなかった ましてや白昼に何か起こるわけもなく、お疲れさー...
高1の春に旧館で目をつけられ、高2の夏に美術室で襲われ、なんとか生き延びて迎えた「高校3年生の1月後半」の話 大学入試もひと段落し、学校は家庭学習(自由登校)の期間。あとは2月の卒業式を待つだけだった俺が、荷物の整理のために、夕方一人で新校舎へ向かったところから始まる。 夕方16時半。冬の日は...
さっき、4月の「無音の足跡」を書き込んだ、大学1年の俺だ。 あそこに書いた通り、俺の高校3年間は、あの学校の土地に数え切れない怪談に、完全に異常なレベルで目をつけられていた。 4月に入学してすぐ音の半分を毟り取られ、5月半ばには旧館で息を止めさせられた。 そして、学校生活に少し慣れてきた【6月...
太平洋高気圧に覆われ、連日のように真夏のような猛烈な暑さと痛いほどの晴天が続いていた、7月上旬の放課後のことだ。 私は夏休み前の進路相談のため、一人で静まり返った旧校舎3階の進路指導室を訪れ、先生がやってくるのを待っていた。 西日が容赦なく差し込む室内はエアコンの効きも悪く、チリチリとした熱気...
高1の最後の3月を生き延び、無事に2年生へと進級した大学1年の俺だ。約束通り、ここからはさらに異常さを増していく「高校2年生の時の地獄」を順番に書き込んでいく。 4月になり、俺は新しいクラスにも慣れ、陸上部では先輩になった。 新入生(高1)が体験入部でたくさんやってきて、夕方のグラウンドは活気...
さっき、8月の「3年連続のカラダ探し」を書き込んだ、大学1年の俺だ。 夏休みが明けて新学期が始まる9月、あの学校はまた、別の怪談が待っていた。 8月下旬にようやくあの地獄のカラダ探しのループを終わらせ、心身ともにボロボロになりながらも、9月になって新学期が始まった。学校全体が運動会の練習で活気...
中間テストが終わり、秋の深まりとともに一気に日が落ちるのが早くなってきた、10月下旬の放課後のことだ。 私は忘れ物を確認するために、すでに17時前を過ぎて辺りが完全に薄暗くなった、旧校舎4階の地学室を一人で訪れた。 誰もいない静まり返った室内には、窓の外から沈みかけの真っ赤な西日が低く差し込み...
さっきまで高2の3月までの地獄をすべて書き込んできた大学1年の俺だ。 ついに高校生活最後の1年、最高学年になった【高3】の話をさせてほしい。 4月中旬、俺は陸上部の最上級生として、新しく入ってきた新入生(高1)の部活体験の指導にあたっていた。 夕暮れのグラウンドで、初々しい1年生たちが1500...