怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。
ついに、私がターゲットになってしまった。 高校生活を送る中で、私はいつも周囲に気を使い、目立たないように振る舞ってきた。 友達に嫌われないように、話題を合わせ、趣味も流行に乗ったものを選んできた。 そのおかげで、これまでの私は、常に中立の立場で、いじめの加害者にも被害者にも...
これは、 今年の冬、突如として意識を失い、 脳内で、未曾有の体験をした。 普通の人の話である。 いやぁ。 まさに死にかけた。 何が起こったのかも分からないまま、 私の意識は暗闇に沈んでいった。 その内容が恐ろしいことに、 私の脳裏には、ある言葉が残った。 「生き残る者の苦しみ」 ...
若い頃から本や文学に親しんできた私は、最近、友人と一緒に古びた貸し倉庫を整理することになった。倉庫は私たちの家族が使っていたもので、懐かしい品々が詰まっていた。 その日は秋の夕暮れ、薄暗くなり始めた頃、私は本棚の奥にひっそりと置かれた一冊の本に目を留めた。表紙は摩耗していてタイトルが読み取れ...
私が子供の頃、小学校の裏庭には不気味な伝説があった。遊びの一環として行われる鬼ごっこには、特別なルールが存在していた。それは、鬼が捕まえた子供が「椅子に座る」まで逃げ切ることができなかった場合、その子供は鬼の仲間になるというものだった。 ある日、私たちはいつものようにその遊びを始めた。仲間の...
俺は45才、海と山に囲まれた田舎の町に住んでいて独身の一人暮らしだ。 コロナで緊急事態宣言が出て仕事がしばらく休みになっていた頃だった。 この状況なのでどこかに遊びに行くこともできず、実家に住む両親も高齢なので会いに行けない。毎日テレビやネットで時間を潰す孤独な日々が続いていた。 そんなある日...
深夜のドラッグストアで、僕は一人でレジを回していた。 午前2時を過ぎると客足はほとんど途切れ、蛍光灯の白い光だけが店内を平らに照らす。 その静けさを切るように、いつも同じ女が来る。 薄いベージュのコート、髪は整いすぎるほど整っていて、買うのは毎回きまって「絆創膏」と「ミネラルウォーター」。 ...
深夜の廃墟の病院で、長年勤務していた看護師の真理は、辛い過去を抱えていた。彼女は流産を2度経験した後、やっと授かった子供を出産したものの、産後の鬱に悩まされ、心身ともに疲弊していた。かつては明るく働いていた真理も、今では冷たい廊下を歩くことすら億劫だった。 真理は旦那に家事を任せ、赤ちゃんへ...
数年前に廃業した工場の一部を借りている俺は、いつも同じ倉庫で作業をしている。冬の深夜、周囲は静まり返り、外は雪が降り続いていた。 かつては賑わっていたこの工場も、今はひっそりと静まり返り、時折耳にするのは風が吹き抜ける音だけだ。その静けさの中で、俺は何度も同じ夢を見る。夢の中で、誰かが俺の倉...
古道具や骨董品を扱う小さな雑貨店の奥で、一体の市松人形が目に留まった。白い肌に黒髪、淡く色褪せた着物をまとい、微笑んでいるようでいて、どこか人間の感情を帯びた生々しさがあった。店主は「少し特別な子です」とだけ告げ、詳細は語ろうとしなかった。その沈黙はかえって好奇心を刺激した。外は冷たい雨が降り...