本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

中編

おじいちゃんちの仏壇

匿名 2日前
怖い 787
怖くない 572
chat_bubble 0
17,489 views
これは、私が小さい頃の話です。 私はおじいちゃんっ子で、祖父にとても可愛がられていていました。なので、お盆やお正月や連休の日などの「おじいちゃんの家に行く日」をとても楽しみにしていました。 ある日、祖父の家の縁側で昼寝をしていてふと目をさますと、”ガタガタ”と家の奥から、何かを動かすような音が聞こえました。 私は、(おじいちゃんが何かやってるんだ。)と、思ったのですが、ふと外を見ると、いつも祖父が乗っている軽トラがありませんでしたし、両親と乗ってきた車も無く、祖母も少し前の年に亡くなっていたので、その時には家には私一人のようでした。さっき音がした部屋に行って見ると、そこには祖父の家の仏壇があり、いつも閉まっている仏壇の扉が開いていて、全身が真っ黒で影のような子供が一人座っていました。 その影からは”クチャクチャ”という音がしていて、何かを噛んでいるようでした。 わたしはとっさに、 「誰?」と聞いてしまいました。 影は何も答えずに”ニター”と口の端を釣り上げて笑い、真っ赤に染まった口の中と歪にならんだ歯が見えました。 気がつくと影はいなくなっていて、外に車の止まった音が聞こえました。おじいちゃんがかえってきていました。 その後、おじいちゃんに仏壇に影がいたことを話すと、おじいちゃんは 「そいつはきっとご先祖様やおばあちゃん達を守ってくれとるんよ。」と笑っていました。 また次の年におじいちゃんの家に行って、居間で絵本を読んでいると、仏壇の部屋からまた物音が聞こえました。また家には私一人のようでした。 仏壇の部屋に行ってみるとまた影がいて、仏壇の扉が開いていました。 また”クチャクチャ”と音がしていました。 私は影に、 「あなたはご先祖様なの?」 と聞きました、影は何も言わずに首を横に振りました。 「おばあちゃんいる?」 と聞いても、影は何も言わずに首を横に振りました。 「どこ?」 と聞くと、影は… 『あのね〜 みんなね〜 美味しかった〜』 私は家を飛び出して、両親が帰ってくるまで泣いていました。 あいつはご先祖様でも守り神でも何でもない。 もう、関わっちゃいけない。 この日から私は祖父の家には二度と行きませんでした。 その後すぐに祖父も亡くなりました。死因は不明だそうです。 私は中学生にな

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(0件)

コメントはまだありません。

0/500

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.1.243

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

grid_3x3 話題のキーワード

search

サクッと読める短編の怖い話 サクッと読める短編の怖い話

読み込み中...