つなか
@IyJyDpVmYzfN77lL
2020年8月から利用
- 瘴気の溜まり場
少し長くなりますがどうぞお付き合いください。 父の仕事の関係でお世話になったK本さんという方とその方の住んでいる地域にまつわる実話。 K本さん一家は練馬区のとある地域に一軒家を構え、K本さん、旦那さん、息子2人、そして義母の5人で暮らしていた。 その地域は中心が盆地になっていて、そこには1....
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139chat_bubble 09.4k views5日前 - 異常な試合
私が小学4年生の時に実際に体験した話。 4歳の時から父親と共に週2回程柔道を嗜んでいたが、当時の私は体も小さく、同級生の女の子にすら勝てない、とても非力な子供だった。 しかし父や先生達はとても熱心に私を鍛えてくれたので、私もその期待に応えようとかなり頑張っていた。 しかし悲惨な出来事が、小学...
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201chat_bubble 410k views1週間前 - 8時間以上居てはいけないコンビ
2年前、派遣コンビニバイトからの要請で、埼玉県のとある田舎に3ヶ月ほど行った時に体験した話である。 そのコンビニは駅からも遠く、車で行かねば辿り着けないような山道の中腹にあり、紅葉シーズン以外は人もそれほど来ない、店員にとってはかなり暇で、楽すぎる職場だった。 コンビニバイトでは珍しいが、場所...
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175chat_bubble 217k views2日前 - 誰と話してるの?
「ねえ。誰と話してるの?」 妻が突然、そんなことを聞いてきた。 多忙なせいか、不仲になってしまった私たち。大学時代、あんなに仲良くやっていたのに、社会人になった途端、一面のお花畑だった脳内は一瞬にして荒地となった。現実は悲惨なものだ。時間が取れないと言い訳を重ね、2人はもう冷めきっていた。...
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117chat_bubble 04.2k views1日前 - 勘違い その参
ある日、クラスの人気者、さおりちゃんが突然話しかけてきた。 「ねえユウくん。ちょっと相談したいことがあるんだけど、明日私のお家で聞いてくれる?」 「えっ。ああ、うん!えっ!お家で!?別にいいけど!今じゃダメなの?」 (余計なこと聞いちゃったーーー) 「うん。周りに聞かれたくないの。」 ...
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187chat_bubble 011k views1週間前 - ケンちゃん
僕が小学4年生だった頃、うちの親父は某新聞社から新聞を頼んでいた。 その時来てくれていた配達員のお話である。 その日はたしか大雨で、仕事がお休みだった親父と僕、そして弟と妹の4人は、家でゴロゴロとしていた。(母は買い物に出ていた) するとインターホンが鳴った。 壁掛けのモニターから一番近か...
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232chat_bubble 016k views6日前 - 不思議な夢
小学5年生の時。 祖父が意識不明になり、近所の病院に入院し始めた頃に、「ある」夢を頻繁に見ていた。 それはこんな夢だ。 白い服を着た5歳くらいの子供達が群れになって、ベッドで寝ている祖父にわーっと駆け寄り、祖父の腕や足に吸い付くのだ。 そしてチューチューと何かを吸った後、フッと消えていく。...
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205chat_bubble 113k views5日前 - 監視者
ドンドンドンドンドン 扉を叩く音で目が覚めた。 誰だよ日曜の朝っぱらから… 「Mさん!いるんでしょ??」 ドンドンドンドン お隣さんだ。 M「はい。どうされましたか。」 「あんたさぁ。夜中にうるさいんだよ。壁ガリガリガリガリ。爪で引っ掻いてんだろ。ほら、爪。ボロボロじゃん。」 自分...
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179chat_bubble 08.8k views2週間前 - 廃精神病院の噂
私が以前住んでいた地域には、7年ほど前に廃病院となった精神病院があった。 近所では有名な病院で、毎年夜中に抜け出した病人が、交通事故に巻き込まれることが多発したため、廃病院となったという。 施設は解体されることもなく、昼間でも不気味な雰囲気を醸し出しており、手入れも行われていない樹木が、病院全...
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214chat_bubble 114k views1週間前 - ルージュの伝言
『すると鏡には…口紅で【エイズの世界へようこそ。】って書いてあったんだって!』 『うわぁ、エグいな。こっわ。。』 友人と都市伝説で盛り上がっていたK君は、エイズ・メアリーの話で震え上がった。 それもそのはず、最近彼は出会い系サイトで知り合った女の子経由で性病にかかり、苦しんだばかりだった。...
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357chat_bubble 123k views1日前 - 勘違い その弍
お。雨、止んだな。 今日は記念日だし、花でも買って帰ってやるか。 駅前で花を買ったリーマン5年目のAは、妻とお腹の中の新しい家族の待つ愛の巣へと、スキップで帰っていた。 玄関先まで着いた時、家の中で男女の笑い声が聞こえてきた。妻が誰かと話している。 Aは深くため息をつくと、勢いよくドアを開...
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123chat_bubble 03.7k views1ヶ月前 - 柘榴
ある日の晩、小学生のY君はお父さんにこんなことを教えてもらった。 「柘榴(ザクロ)っていう果物は人の肉の味がするんだよ。」 キュリアスな年頃のY君には衝撃的だった。 次の日Y君は、友達のBちゃんに柘榴の話をした。Bちゃんもまた、その話に釘付けだった。 Bちゃんはちょっとヨダレ臭いけど、明...
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266chat_bubble 312k views1週間前 - 真夜中の雑木林で
これは僕が小学四年生の時に体験した話。 毎年夏になると西伊豆に家族でキャンプに行っていた。そのキャンプ場は50代の夫婦が経営している、近くに海も山もある子供にとって最高のキャンプ場だった。そんなキャンプ場のメインイベントは、夜になると自販機や街灯に集まってくるカブトムシやクワガタ捕りだ。雨が...
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257chat_bubble 311k views3週間前 - 一人になると
私は幽霊など一切信じない。 だって、もしそんなのがいるならどこもかしこもギュウギュウに渋滞しているだろうし、心霊番組や映画に出てくる幽霊たちは皆、服を着ている。裸の幽霊だっていてもおかしくはないでしょう? それに私には家族がいるし、友達もいるし、彼女だっているんだ。幽霊なんかが関わる隙間はない...
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174chat_bubble 07.5k views13時間前 - 餌やり
つい先日のこと。 『総武線、現在信号確認のため列車に大幅な遅れが生じており、運転を見合わせております。大変ご迷惑をおかけしております』 チッ あと一駅なのに… 仕方ない。京成線で帰るか 普段は使わない京成線ホームのベンチに重い腰を下ろし、私は電車を待っていた。 10分後。電車が到...
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198chat_bubble 19.2k views1週間前 - 人を呪わば穴二つ
桜も咲き始める3月下旬。 長い学生生活も終わり、ずっとお世話になったコンビニバイトの最終日。いつもは1人で行っていた夜勤に、店長が付き合ってくれた。 と言っても、店長は裏のデスクで発注作業。 最後くらい手伝ってくれてもいいのに、と思っていると、入り口のチャイムが鳴った。 いつも来る、店内の写...
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181chat_bubble 016k views3日前 - 4階の腐臭
夏も終わりの9月上旬。 引越しが終わり、手伝ってくれた友人も帰って、家で1人のんびりしていたら、ふと台所洗剤を買い忘れていたことを思い出した。 越してきたのは築20年、5階建てエレベーターなしのアパート。502号室。 階段の登り降りが億劫だったので次の買い物の時でいいかぁとも思ったが、友人が...
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191chat_bubble 39.9k views5日前