
長編
一緒に。。。。
匿名 3日前
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に。。。
夜にあの道をまた通らなければないという恐怖から、伯母宅へ泊まる事も考えた。
でもあの門に近いこの家に泊まるのもそれはそれで怖い。
ここからとりあえず離れたい!!!
その門は伯母の家から見える距離だった。
伯母宅から何回も確認した。
何度見てもいる。。。微動だにせずずっと。。。
伯母は私の様子がおかしかったのは気づいていたと思う。
ただ、何も聞かず、ずっとそばにいてくれた。
あまりにもハッキリと細部まで見えた姿の衝撃と恐怖が治らず、どうすれば良いのか結論も出ないまま時間だけが経ってしまう。。。
そうこうしている内に、太陽も沈み
母親が迎えに来てしまった。。。
絶対いるのがわかってて、その方向に歩いて行かなきゃいけないのは、いきなり出くわすのよりも何倍も勇気がいるし、何倍も怖いんだ。。。
帰り道、私は泣きながら母親におんぶをしてくれと頼んだ!!!
「疲れてるんだから自分で歩きなさい!!!」
と叱られる。
怖い!!!怖い!!!怖い!!!怖い!!!
怖い!!!怖い!!!怖い!!!怖い!!!
今考えても大抵の大人でも無理だと思う。
少し先の暗い門の下に朝見た物と同じ大きさの影がすでに見えてるんだよ!!!!????
しかも道が狭いので、ソレの目の前を通らなければいけない!!!!
私は駄々をこね、懇願した。
それでも母親に頬を叩かれ諦めさせらてしまう。
母親は見えてないから歩くペースが早い!!!
覚悟を決める時間も貰えないままソレにどんどん
近づいて行く!!!
恐怖が限界だった。歩いて通り過ぎるのはもう耐えれない。
ぎゅっと目を閉じ母親を掴みつつ、直前だけは走った!!!!
ドクン!!!ドクン!!!ドクン!!!
心音が凄まじい!!!!
もう目は開けるのは絶対無理だ!!!!
母親を掴んだ触感だけを頼りに歩く。。。
。。。。
少し歩くと目を閉じている事に気づいた母親から叱られ目を開けた。。。。
何もいない。。。。
良かった。。。。
泣きながら車まで辿りつく事ができた。
去り際もその方向は見る事ができなかった。。。
ただ、最悪なのはここからだ。
伯母の家にはこの後も何度も行かなければならないのだ。。。。
この頃から伯母の家に行くと言われると毎回
嘔吐しそうになっていた。。。
それから3回は行ったと思う
この怖い話はどうでしたか?
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- 行けないよ。一度連れて行かれそうになってるんだから。まりりん