本当にあった怖い話

私は妹と二人暮らしをしているフリーターの男です。

自分が出勤しようと思ったら妹も出かけるので、一緒にエレベーターに乗りました。

そのアパートはかなり古い24階建の建物で4基のエレベーターがあるんですがどれもガタが来てるんですよね。

そして私が住む15階から1階へ移動する途中で『ガタガタガタガタ！！！」って大きな音がしたと思ったら、一気に落ちていくんです。

ああ、もう終わったなと思ったと同時に自分の頭が砕け眼球と脳みそが飛び散ったんです。

....幻だったんですけどね、それ。

気がついたら、エレベーターは止まっていたんですが何階なのかわからなくて窓の外は真っ暗なんです。

隣にいた妹は気絶してるみたいで僕にしがみついたまま動かないんですよね。

普通そういう時って、外に連絡するボタンがありますよね？エレベーターには

私はそれを押したんですよね。

そしたら、エレベーターの女の機械音声で

『このボタンのことはお忘れください。』って

もう本当に恐怖でしかないですよね

何回押してもそれしか言わないっていう。

そしてスマホで119とか呼ぼうとしても、手が震えてどうにも押せない。

25の男が半狂乱になりながらボタンを押してましたよ

多分隣に妹がいなかったら、発狂してたでしょうね。

しばらくすると妹が目覚め、同時にエレベーターが動いたんです。

もう何がなんやらわからない状態です。

しかもそのアパート、昔はクリニックが併設されていたんですけど、そこの医師も看護師もみんな無免許だったんですよね。

結局バレて捕まったんですけど....私、そこで産まれてるんです。

あぁ、最後まで話聞いていただいてありがとうございました。なんか調べといてくれませんか？

助手「怖い話もあるもんですね。そのアパート、一度調べてみましょうよ！！」

探偵「いや、その必要はないよ。だって、そのアパート、もう解体されてるからね。」

私「マジですか！？」