
これは僕が小3の時に経験した不気味な出来事です。
冬の寒い夜、祖母の家に遊びに行っていた僕は、家の中で遊んでいました。楽しい時間が過ぎるにつれ、いつの間にか眠りに落ちてしまったようです。
夢の中で目を開けると、そこは祖母の家の裏にある古びた廃屋でした。夢の中でも、僕は祖母の手を握りながらその廃屋に向かっていました。
廃屋の扉の前に着くと、祖母は「中には入っちゃダメよ」と言い残し、僕を一人にしてしまいました。
仕方なく扉を開けると、薄暗い室内は古い木製の床と壁に囲まれていました。部屋の隅には、何かが置かれているのが見えました。
近づいてみると、それはぼろぼろのぬいぐるみでした。「誰かが忘れていったのかな?」と思い、僕はそのぬいぐるみを手に取りました。
すると、ぬいぐるみの目がパッと開き、真っ黒な瞳が僕をじっと見つめてきました。その瞬間、ぬいぐるみは「嬉しい、嬉しい、嬉しい」と、高い声で叫びました。僕はその声が耳に響きつつ、恐怖で動けなくなってしまいました。
そこで夢から覚めた僕は、布団の中で目を開けました。どうやら祖母が僕を寝室に運んでくれたようです。ふと、祖母に「今、何か言ってなかった?」と聞かれると、僕は「嬉しい、嬉しいって」と答えました。
祖母は驚いた様子で「それはおかしいね」と言いました。
その後、祖母の家の裏にある廃屋を訪れた時、部屋の隅にはぬいぐるみが無いことに安心しましたが、その不気味な体験が頭に残り、心のどこかで恐れを抱きました。
“後日談”
現在、僕はこの出来事を振り返ると、あのぬいぐるみが「嬉しい」と言ったのは、過去にその場所で見つかり、ぬいぐるみの中に囚われた誰かがいたからかもしれないと考えています。次の持ち主を待っていたのかもしれません。
夢の中で僕がぬいぐるみを抱き上げた時、「嬉しい」と叫んだのはその者の気持ちだったのかもしれません。そう思うと、今でも背筋が寒くなります。
後日談:
後日談はまだありません。
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