
これは、ある女性から20年前に聞いた不気味な体験です。
「深夜2時を過ぎると、声が聞こえてくるんです・・・」
彼女はそう語りました。
「自分の部屋からではなく、外の廊下を声が通り過ぎるんです!」
その女性が住んでいた古いアパートは、各部屋の間に狭い通路があり、普段は住人が出入りする程度。深夜、彼女の部屋のすぐ隣にあたる部屋から、次第に声が近づいてくるのです。
「おーい、どこに行ったの?」と、誰かを呼ぶような女性の声が、彼女の部屋「202号室」を通り過ぎ、203号室、そして廊下の向こうへと消えていくのを彼女は聞くことになります。
初めは、猫でも探しているのかと思ったそうですが、冬の寒い夜にもその声は続いたため、気味が悪くなりました。彼女は、声が近づいてきた時に廊下を見てみようと思い立ちます。
「でも、声だけが通り過ぎていくんです…」
彼女は部屋の明かりをつけて廊下を見たのですが、誰もいなかったのです。その時、一緒にいた友人たちも声の正体を確認しようとしましたが、やはり誰の姿も見えませんでした。
「その時から、窓を見るのが怖くなっちゃったんです…」
彼女は、自分の目の前に何かがいるのではないかと恐れ、厚いカーテンを買いました。深夜の静まり返った空気の中、声だけが通り過ぎるという現象は、彼女にとって恐怖そのものでした。
「今でも、時々あの声を思い出すんです…」
結局、彼女はそのアパートから引っ越すことにしたのですが、未だにその古いアパートは存在するそうです。声の正体は一体何だったのか、今でも気になります。彼女は、あの寒い冬の夜を忘れることができないと言いました。
「誰かが、また呼んでいるのかもしれません…」
その言葉が、耳に残ります。
彼女の経験した恐怖は、今もどこかに続いているのかもしれません。彼女は、あのアパートのことを思い出すたびに、今でも恐れを感じるのだそうです。
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