本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

新着 中編
彼女の秘密
彼女の秘密
新着 中編

彼女の秘密

18時間前
怖い 3
怖くない 0
chat_bubble 0
202 views

俺が彼女の異常に気づいたのは、沙月と付き合ってちょうど一ヶ月が経った冬の寒い夜だった。

その日は温泉宿に行く前に、近くのコンビニで軽い食事を取った後、沙月の運転する車に乗り込んでいた。彼女は普段は明るいんだけど、今日はどこか元気がないように見えた。聞けば、最近見た夢のことを気にしていると言う。

その夢の内容は、彼女の家族が何かに襲われるというものらしい。俺は笑い飛ばしたが、沙月は真剣な表情で続けた。「家族の写真が夢に出てきたの。何かおかしいと思った。」

宿に着くと、古びた温泉宿が目に入った。霧が立ち込め、薄暗い館内はどこか不気味だった。沙月は興奮した様子で宿を案内してくれる。だが、俺はその瞬間、彼女の後ろで何か動く影を見た気がした。

部屋に入ると、彼女は壁に掛かっている古い写真を見つける。そこには、彼女の祖母らしき女性が写っていたが、目がどこか虚ろで、まるで生きているかのように俺を見ているようだった。サウンドトラックのように流れる静けさの中、俺は不安を感じた。

食事を済ませ、温泉に浸かる頃、沙月が急に「お風呂から出たら、私の家族のことを話そう」と言った。彼女が真剣な顔をしているのが気になり、俺は少し戸惑った。

しばらくして、宿の部屋に戻ると、彼女はリビングの片隅で何かを掘り返している。何か大きな物があるようで、俺は気になって近づいた。彼女は「見つけた!」と叫び、古いアルバムを取り出して見せてくれた。ページをめくると、そこには彼女の家族の笑顔が広がっていた。

しかし、次のページを開いた瞬間、俺は凍りついた。そこには、彼女の家族が全員、恐ろしい表情で俺を見つめていた。全身に寒気が走り、背後に誰かの視線を感じた。振り返ると、先ほどの影が、今度ははっきりとした形で現れた。

それは、彼女の祖母だった。顔に焼き付いた笑みは、まるで俺を誘うようだった。沙月はその瞬間、俺に向かって言った。「大丈夫、彼らは私を守ってくれる。」

その言葉に、俺は恐怖が押し寄せてきた。「何を守ってくれるんだ?」と問いかけると、沙月は笑顔のまま、「私の秘密を知ったから、あなたはもう逃げられない。」

その瞬間、影が俺の周りを取り囲み、何か声が聞こえた。「あなたは裏切らないよね?」

俺は叫び声を上げるが、声は宿の静寂に消えていった。何が起こったのか分からず、ただ彼女の手を引っ張って逃げようとする。しかし、沙月は俺を引き留め、「もう戻れないよ」と言い放った。

1 / 2

後日談:

後日談はまだありません。

アバター 001_001

はじめまして、よろしくお願いします。

投稿数 4
怖い評価 86
閲覧数 4.4k

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(0件)

コメントはまだありません。

0/500

利用規約をよく読んで、同意の上でコメントしてください。

・連続コメントは禁止しておりますが、新規登録・ログインすることで、連続コメントも可能となります。

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.0.35

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

label 話題のタグ

search

【参加型】投稿企画・タイアップ企画

  • 心霊スポット
  • 意味怖
  • 禍禍女

一息で読める短い怪談

読み込み中...

じっくり染み込む中編怪談

読み込み中...

深夜に読むと戻れなくなる長編怪談

読み込み中...