
長編
にやれてぬ
匿名 3日前
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って
玄関の鍵も閉めずに
俺は走って近くの寺まで逃げた
そこは歩いて5分くらいの場所にある昔から家族ぐるみで世話になっていた寺だ
運動不足でもつれそうな足で石段を登り
やっとの思いで本堂がある場所に着いて俺は必死に
「坊さん助けて
先祖のばあちゃんが
それに父ちゃんも死ねって」
我ながら何を言っているか訳が分からなかったと思う
すると本堂の中から坊さんが出てきた
どちら様でしょう?…△△、こんな時間にどうし…
言い切る前に坊さんは懐から数珠を取り出しブツブツとお経を唱え始めた
そして手を引っ張られ本堂の中に通された
そして本堂の扉を閉めてお経を読むのをやめた
坊さん曰く
△△に憑いているものは力が強すぎる
本堂の中には入ってこれないがずっとここにいるわけにもいかない
なんとかお祓いをしてみる
申し訳ないが命の保証はできない
ということだった
俺は頭が真っ白になった
ここにくれば安心と思っていた
それなのに俺は助からないかもしれない
坊さん大量の塩やらお札やらを用意し何があっても目を開けるなとだけを告げお祓いを始めた
坊さんはブツブツとお経を読みながら俺の周りを歩き始めた
時折塩をこれでもかってくらいかけてくる
かけてるってより投げつけてると言ったほうが正しいようなそんな勢いだ
5分くらいそれが続いただろうか
しかし段々坊さんの様子がおかしくなってきた
ブツブツと呟いている言葉は時折途切れ
ヒヒッと笑い声を上げまたブツブツ呟く
声がだんだん近づいてくる
耳を澄ませると△△を呪いあの世へ導かんのとかなんとか言っていた
どう考えてもそれはお経ではなく俺を呪うための言葉にしか思えない
目を開けないように言われたが俺はたまらなくなりうっすら目を開いた
ギョッとした
俺の顔の間近で涎を垂らしながら坊さんが満面の笑みでブツブツ言っていたからだ
やはり
呪いあの世への△△
とか支離滅裂だが呪いのような言葉を発している
俺はたまらず叫んだ
次の瞬間
ギュルンと坊さんが白目をむき血を吹き出し倒れてしまった
俺は半狂乱になりながら本堂を飛び出しとにかく人のいるところを目指した
がすぐそこに奴がいた
俺を見つけると白黒のそいつはニタァと笑った
ギャハハハハハ
おぞましい笑い声をあげながらそいつは近づいてきた
そしてそいつは俺の眼前までくると肩を掴んでより一層不気味に笑った
ギャハアハアハヒヒヒニレヤテヌ
??
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- 胸糞〜〜〜ぁぁぁぁ。うんこりん