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中編

彼女と時空間の歪み

匿名 2日前
怖い 188
怖くない 192
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 彼女とデートの約束をしてた高校生の僕は、15分ほど早めに待ち合わせしていた、駅前のベンチで座ってた。  彼女はいつも5分ほど遅れてくるのでその日ものんびり待っとこうと思いゆっくりスマホを眺めていたのだ。  しかし、その日は10分過ぎても来ない。 あれ、いつもはこれくらいで来るのにな、と思いながらLINEしようとすると   「珍しいねー、寝坊??」  ん?? 彼女からのラインだ。 「こっちのセリフなwまぁいつも通りやけど」 と送ると 「はいはいごめんなさい笑  早く来てね!」  あれ?集合場所間違ったかな?と思い  「え、駅前のベンチよな?集合場所   俺もう2時間前からおるw」  なんてつまらん冗談を挟みながら返信すると  「そう!黙れはよこい!笑」やと。  なんかうまく会話が成り立たない。  いつものボケにしては長いし。  LINEするのも面倒くさくなったので、僕は自分の座ってるところから目の前の駅を撮って写真を彼女に送った。  すると全く同じアングルから撮られた写真が彼女から送られてきた。彼女のかわいいネイル指付きで。 !?!?  ラインのやりとりはめんどくさいので電話すると、すぐに出てくれた。   「どゆこと!?はよ来てよ!」 彼女の第一声はちょっと怒ってた。  僕は全部説明した。現在ベンチに座ってること、10分前からいること。目の前で駅から出てきた休日の野球部ですみたいな集団が立ち話していること。  すると、彼女は5分遅れたもののベンチに座って駅から出てくる人を見ていると言う。自分が座っているのと同じベンチだ。  ただ、休日の野球部の集団はおらず、柄シャツを着たおじさんや、赤いパーカーの人がいるなどいろいろ話してくれたが全く合わない。  話しているうちに相手が嘘をついてないことがわかり、怖くなってきた。向こうも同じようで、半泣きになりながら電話してた。  自分も訳が分からなくなり、とりあえず家に帰ろうと言うことになった。もちろん電話は切らずに。  帰る途中に電波の問題が幾度かノイズが入り彼女の声が聞こえにくくなることがあったものの、無事お互い家に帰り着いた。  その日はお互いデートはやめて、家にいることにした。ずっと夜まで電話していた。  結局、その日はそれ以外変わったことはなく、お互い電話しながら寝落ちした。    次の日、学校で彼女と会った時はお

後日談:

  • ちなみにその彼女とはその体験の半年後くらいに別れました。割と続きました。

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  • 2人の道の終わりが僕には見えぬふりしよう
    たか
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