
短編
神の使者
匿名 2日前
chat_bubble 0
2,766 views
小学生の頃 狐に魅入られた事があります。
九州の田舎に住んでいるのですが、小学生の頃に探検と称して誰も手を付けていない森の奥の古い神社に行きました。
その時何故森に入ろうと思ったのかは自分でも謎ですが、普段は行かない好奇心からだと思います。
入り口は壊れかけの鳥居と、苔だらけの狐の石像がありました。
規模的には小さかったので社(やしろ)だと思います。
子供ながら、何もせず去るのも気が引けると思い、ポケットに入っていたチョコレートをお供えし、お参りをしました。
「特にもうする事も無いし別の所遊び行こう」そう思った矢先
来たはずの道 言わば出口が無くなっていたのです。
勿論パニックになりました。
しかし、昼という事もあり周りも明るく草木を掻き分ければ元の道に出れる筈だと思い、怪我も虫も恐れず、無我夢中で森の中を歩いて行きました。
すると驚く事にまたその社に出たのです。
ですが、先程までの社と違いしっかり出口があるのです。
「あれ??なんで?……」と困惑しましたがなにわともあれ脱出出来たので良かったです。
今思うと狐に化かされたんでしょう。
そして大人になった今、その社がある場所に向かいましたが地震や大雨等の自然現象により何も無くなって、森もソーラーパネルなどの配置で崩されていました。
この話は他の人に言っても信じてもらえません。
しかし、この話を一切してない霊が見えると言う知り合いに「お前の背後に大きな白い狐が見える」と言われます。
後日談:
- X(旧Twitter)やってますので是非フォローお願いします!フォロバしてます! https://twitter.com/Karamuucho0 @Karamuucho
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。