
数年前の秋のこと、私は近所の廃校の跡地を訪れた。学校は使われなくなってから久しく、草が生い茂り、かつての教室の窓からは薄暗い影が覗いていた。近くには小さな神社があったが、普段は人が訪れることも少なかった。
その日は、学校の帰りに友人たちと一緒にその場所で遊ぶことにした。廃校の周りを探検しながら、神社の近くに行くと、ふとお守りが目に留まった。手に取った瞬間、何か不気味な気配を感じた。
その夜、私は夢の中で神社の神様が現れ、私に何かを訴えかけてきた。恐ろしい顔をした神様は、私にお守りを返すように言った。目が覚めると、心臓がバクバクしていた。
翌日、学校に行くと、友人の一人が突然学校を休むことになったと聞いた。何があったのか尋ねると、彼は夜中に転んで腕を骨折してしまったという。まるで、神様の意志が働いたかのような出来事だった。
その時、私はあの神社の神様が私に警告をしていたのではないかと思い始めた。お守りは私が無視してはいけないものだったのだ。今でもその神社には立ち寄ることができず、何かが私を見ている気がしてならない。神社の神様の言葉が、今も耳に残っている。"祈りは決して無駄にはならない"と。奇妙な体験だったが、あの神社の存在が私の心に深く刻まれていることは間違いない。
何かが、私を待っているのだ。あの神社の影が、今でも消えないのだから。
そして、廃校の跡地には、もう二度と足を運ぶことはないだろう。あの場所で、何が待っているのか知ってしまったから。
祈りの力を信じることが、時に恐怖を生むのだと、私は知ったのだ。何が起こるのか、誰にもわからないから。
私の心には、あの神社が今も生き続けている。
何かが、私に語りかけているのだ。
それを、忘れないために。
そして、次に訪れる時が、果たして良いことなのか悪いことなのか、考える余地はないのだ。
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