
私が大学生だった頃の話です。<br>当時の友人の中に、恋愛に全てを捧げるような子がいました。彼女は常に彼氏に好かれるための服装や振る舞いに気を使い、周囲からは羨ましがられていました。<br>しかし、彼女はある日急に彼氏に振られ、失意のどん底に沈み込んでしまいました。それ以来、彼女は学校を休むようになり、ついにはシェアハウスを引き払ってしまったのです。<br>心配になった私は、彼女の居場所を探し出し、彼女が好んでいたスイーツを持って訪ねることにしました。<br>シェアハウスのドアを叩き、数分後、ようやく彼女が現れました。しかし、私が目にしたのは、以前の彼女とは別人のような姿でした。<br>髪は乱れ、肌は荒れ果て、目には光が失われていました。驚きと共に、何か助けてあげようと中に入ることにしました。<br>部屋の中は異様な雰囲気に包まれていました。占いに使うような水晶や、奇妙な図形が描かれた布が所狭しと並べられ、彼女の心の状態が普通ではないことを感じさせました。<br>恐る恐る「何があったの?」と尋ねると、彼女は「彼に呪いをかけているの」と言い放ちました。その目は真剣そのものでした。<br>その瞬間、私は耐えられなくなり、部屋から飛び出しました。それ以来、彼女とは連絡を取っていません。恋の苦しみが人をここまで変えることがあるのだと、ぞっとしました。<br>あれから彼女がどうなったのか、今でも気になります。もしかしたら、彼女の呪いはまだ続いているのかもしれません。<br>冬の冷たい風が私の心に不気味な思いを残しました。彼女の姿が脳裏に焼き付いて離れないのです。どこかで彼女が苦しんでいるのではないかと、胸が締め付けられました。<br>あの夜の出来事は、私の心の中で消えることのない恐怖となっています。彼女の呪いが、実際に誰かに影響を与えているのではないかと、今でも考えることがあります。
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