
長編
守護刀
baron 3日前
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るA
俺「なにおまえ、タバコなんて吸うようになったの?」
B「うわ、田舎のヤンキーみたい」
A「ここは田舎じゃアホたれ、こういうのをこっそりやらんやつのことをヤンキーと言うんじゃ」
俺「なになに、自分のタバコはカッコつけじゃねーってか?」
B「やだね〜!どれどれ拙者にもひとつ…」
俺「何だお前も吸うのか?!」
A「おまえさん、隠れて夜ベランダに出てタバコ吸ってるのご両親にバレてはりまっせ?」
俺「マジ??!?」
玄関クソ田舎ラブストーリーが展開されているところから扉を1つ隔てて、俺達はタバコを加えながら田舎の多感な高校生に浸っていた。
暫くして玄関の扉が開き、目を真っ赤に泣きはらしたBの姉と、A兄が出てきた。
A兄「うわ!お前らおれのラッキー勝手に吸ったろ、タバコくせ!」
B姉「うわー、やだやだヤンキーだ〜」
B「そのタバコくせえのとずっと付き合ってただろうがよ」
A兄「あっテメ、このやろ〜」
A兄に頭をわしわしされるB。
B姉「とりあえず、みんな上がって」
ヤニ臭い男共3人と、一通りいい男を演じきったA兄はBの家に上がり、Bの姉がここしばらくおかしかった話について聞くことになった。
要約するとこうだ。
高校卒業後、地元の会社に就職したB姉がたまたま例の駅前に立ち寄った時の事。
駅の入口付近で何かジメッとした視線を感じ、そこから時折なにかに自分が監視されているような気がしていた。
薄気味悪い違和感が半年くらい続いた頃、その視線を感じるときに必ず何かが焼け焦げたにおいがするようになる。
違和感を覚えるタイミングが、A兄と一緒にいる時と重なる事が多いことに気付き、何かA兄に悪いことが起こるような気がして別れを切り出したそうだ。
特に霊感のある人物が身近にいるわけでもなかった俺達は、その話を聞いて
きっとあの駅の近くに何か変なものが彷徨っていて、たまたまそれを感じでしまったBの姉や目撃してしまった俺が近い存在であるAやBにも同じタイミングであの男を見せてしまったのだろうと、適当な結論を出した。
そこでポロっと、Bの姉がおそろしいことを口にした。
B姉「ブーツ履いてた、私見たかも…」
俺「えっ」
A「じゃあやっぱ俺たちが見たのと同じってこと?」
B姉「わかんない、あの日はなんか怖かったし気持ちが悪くて下向いて歩いてたから、でもなんか見た!変なブーツみたいな、片脚の…」
A「片脚…?」
ここでB姉が
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