
俺の住んでいる町から少し離れたA市に行くとき、高速を使わない場合は曲がり道やトンネルの多い山道を進んで行かないといけない。
昼間なら別に問題ないが、夜1人で暗い林の中の道やトンネルを車で進むのは不気味なものがあった。
その中に○○トンネルという、長めで照明が薄暗いトンネルがあった。
いつも○○トンネルを通りながら、このトンネルなら出そうだよなぁと思っていた。
よくある怪談話で、
「トンネルの中で車のクラクションを3回鳴らすと何か怖いことが起きる」
ってのがあるが、○○トンネルなら試してみる価値がありそうだと思った。
あるとき、仕事でA市に行ったあと夜の山道を俺の住む町に向かって車を走らせていた。
仕事が終わったあともA市で飯を食ったり、買い物をしたりしていたため山道を走るのは夜11時過ぎだった。
夜遅い時間なので、山道をすれ違う車などはほとんどない。
俺は○○トンネルに向かって車を走らせながら、ふと思いついた。
「トンネルでクラクション3回」
を試してみようかなと。
そして車は○○トンネルに差しかかった。
真夜中の○○トンネルはやはりかなり不気味だった。
俺は○○トンネルの真ん中で車を停めた。
辺りは静かで、トンネルの薄暗い照明が不気味にトンネルの壁を照らしていた。
そして俺はクラクションを、プープープーと3回鳴らした。
俺は何が起きるのかビクビクと待っていたが、何も起きなかった。
しばらく待っていても何もない。
静寂と薄暗いライトが不気味な雰囲気を醸し出していた。
そのあと、俺は少しビクビクしながらも車を発進させた。
トンネルを出るまでは、まだ安心できない。
俺は少しずつスピードを上げ、トンネルを出ようとした瞬間。
俺は一瞬ビクッとなった。
トンネルの出口の反対車線側の端から、白い服の女が現れた!
俺は思わず、出たあ!と思いアクセルを踏んだ。
車が勢いよくトンネルから出たその直後
「こんな時間に、女が1人で山の中にいるなんて何かあったのだろうか?」
と思った。
ドアミラーで後方を見ると、白い服の女がトンネルの前で立って俺の方を見ていた。
女は何か危害を加えそうな様子には見えず、弱って困り果てたような感じもした。
俺はドアを開けると、女に近づいた。
女に近づくと、割と若く、白いワンピースを着ていて、おろした黒髪の綺麗な女だった。
目は虚ろで、もしかして何か困ったことでもありそうな感じだった。
俺は女に近づきながら、
「どうしましたか?」
と声をかけた。
すると女は
後日談:
後日談はまだありません。
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