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長編

おじちゃん

匿名 2時間前
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怖くない 84
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私が小学生の頃に実際に体験した話しを投稿したいと思います。  小学2年生の夏休み。私は家族と共に1週間程 母の実家に遊びにきていました。 当時、母方の祖父母が住んでいた家は大阪の泉州にあるとても古い府営団地・長屋の一室で、二階建てだったものの部屋数も少なく変な間取りでとっても窮屈な家でした。 小学校低学年の子どもが室内で 暇を潰すのには限界がありました。 妹とも年が離れていましたし、 大人も流石にいつまでもは 遊んでくれませんでしたから...笑 私に暇だと永遠嘆かれるのが敵わなかったのか、 小学生に上がってからは1人でも ある程度の外出が許されていました。 というのも、その団地内にはいくつか公園があり 近くのところなら、という条件があったからです。もちろん門限も。 なので約束の内なら自由に行動ができました。 ーーこちらに遊びにきて、2、3日経った頃でしょうか。 蒸し暑い昼下がり、妹たちが昼寝に入り 大人たちが談笑を始めた頃。 私はいつもと同じように「行ってきまーす!」と声をかけ近くの公園に走って行きました。 しばらくは鉄棒や滑り台なんかをして 遊んでいたのですが、小さい公園だし なにぶん1人なので すぐに飽きてしまいました。 そろそろ帰ろうかなあなんて思っていた時 2〜3人の同じ歳くらいの子たちが 自転車に乗ってきゃっきゃっと 楽しそうに公園の前を通り過ぎていきました。 「いーなぁーー、、、」 立ち止まってしばらく その子達の後ろ姿を眺めていたのですが 寂しかったわたしは 「一緒に遊んでってゆってみよう!」 となかなか行動派の思考がめぐりました。 目的地も知らないくせに 何故か『きっとどこかの公園で遊ぶんだ』 と思い込み、追いかけることにしたんです。 とりあえず約束の時間内に戻れば すこしくらい遠出したって親にはバレないですからね。 しかし向こうは自転車、もちろん私は歩き。 向かった先は違う棟の団地で、見慣れない景色。 様子を見ながら小走りでついて行っていたものの、 見失うのにそう時間はかかりませんでした。 とぼとぼと知らない道を歩きながら 子どもの声のする公園を探し回りました。 見失ってから10分ほど歩いた頃でしょうか、賑やかな声のするわりと大きな公園を見つけたんです。先程の自転車もとまっています。 ふぅーーよしっ!息を深く吸い込んで 公園の入り口に向いて歩き出しました…

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