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「琴音は琴音で新しい友達を見つけると思うよ。」

(「元気のない琴音」の続き)
・・・
琴音が去っていった直後、桜子は後ろから肩を叩かれた。驚いて振り返ると
「桜子!どうしたの??」
明るく笑う陽菜と舞歌。
「陽菜、舞歌・・」
少し寂しそうな顔になる桜子。陽菜は
「桜子、どうしたの?元気ないよ。」
すると桜子は
「ねぇ、ちょっと時間ある?話したいことがあるんだけど。」
桜子の様子に真剣な顔になる陽菜。すると舞歌は
「いいよね、陽菜?」
「もちろんだよ!」
桜子たち3人は、廊下突き当たりのロビーに来た。
ソファー状の形をした木の長椅子に座りながら、
「やっぱり、琴音のことだね。」
陽菜が言うと桜子は深刻そうに
「うん。」
舞歌は
「琴音は琴音で新しい友達を見つけると思うよ。桜子が同じクラスだったからってずっと一緒じゃなくてもいいんじゃない?」
桜子は
「でも、そうなんだけど。あの子は私の親友だし、一緒のクラスになってあんなに喜んだのに。」
舞歌は
「桜子は誰と仲良くしたいの?私たちよりあの子がいいならそうしてもいいけど?」
舞歌のややきつい言い方に、陽菜は
「舞歌、それは言い過ぎだよ!」
桜子は
「やっぱり琴音も一緒じゃだめかな・・」
舞歌は
「琴音もグループに入れたら桜子とだけ仲良くするでしょ?意味なくない?」
桜子は
「え?そんなことないよ!」
陽菜は
「私は、琴音が同じグループでもいいと思う。
でもあの子私たちのことどう思ってるのかなって。」
翌日・・
桜子が教室に来ると、琴音は新しく同じクラスになった大人しい感じの女子の三月、綾乃たちと仲良くしていた。
次の休み時間になっても、琴音はやはり同じで桜子たちには近づこうともしない。
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