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# 鈴木くんの窮境 あの日の教室は、春の日差しが窓から差し込み、黒板に浮かぶ粉塵が天国への階段のように輝いていた。私はただの傍観者であった。人生とは、結局のところ、他者の苦悩を眺めるだけの長い廊下なのかもしれない。 隣に座る鈴木くんの顔色が青ざめていることに気づいたのは、理科の授業が始まっ...
まるで船がひっくり返って水中に落ちるかのように 音も光も何も無い暗い洞窟のような場所に落ちて、自分の感覚すら失われていく。 最初から感覚など無かったから、意識があった時の名残だろう 上の上の方に光が1点見えている。 家族に会いたい、生きたいと思って這い上がり、たどり着ければ体に戻れる。 その思...
真夜中、俺は一人で車で人里離れた道を走っていた。 遠くの町までドライブに行き、帰りは一般的な道ではなく山の中を突っ切っていけば早く帰れるのではと思っていたがそれが間違いだった。 山奥の道は非常に狭く、そもそも車が通る道ではないのではないかというような場所を通ったりしなければいけなかった。 北に...
僕の体には、いくつもの刺し傷がある。 15年ほど前、僕はドッペルゲンガーに出会った。 いや、出会ったというより奴は僕を殺しに来たという方が正しいだろう。 巷で囁かれる出会ったら死ぬという都市伝説が、一体どのように起こるものなのか身をもって体験したのだった。 あれは明らかに僕で、僕は...
2004年の夏、その頃は肩がとても重かった、夜、ダタンダン、ダダンダン、ダダンダン、という音が耳鳴りの後に聴こえた。 金縛りに遭った。 あまり良くない霊が憑いている、そう私の事を言って、最終的に私の事を見限った叔母は、病気でその一年後に死んだ、霊も酷いと思ったのだろうか?
初カキコ、ども。 私は神を信じている口です。 しかし幽霊は半々、幻覚の可能性が捨て切れないから。昔から眉唾物という。 狐や狸に化かされることを転じて、 有りもしない与太話だというオカルトへの侮蔑的な言葉でもある。 例えばOxSight - スマートグラスという物がある。 全ての人がとは限らない...
私の教室は校舎の三階。 うっかり忘れ物をしちゃって、 雨の中を今から取りに行くところなの。 先生に見つかると、いろいろ言われそうだから、裏の将校口からそっと中に入った。 「いやだ、もう!」 クモの巣が張っていた。 私は手にしていたビニがさでクモの巣を 払い、近くにあった誰かの上履きで、...
【イライラメールが届いたらスクショして5人に送れ。さもないとあいつが…】 ネットでその情報を見てから、私はメールが気づかない間に来ていないか何度も確認するようになった。 この話は、三年前。私がまだ高校生だったときのこと。 彼氏もできて、幸せな高校生活を送っていたけれど、こんな事が起きてしま...
自己責任で読んでください 姉は血を吐く、妹は火吐く、可愛いトミノは宝玉(たま)を吐く。 ひとり地獄に落ちゆくトミノ、地獄くらやみ花も無き。 鞭で叩くはトミノの姉か、鞭の朱総(しゅぶさ)が気にかかる。 叩けや叩けやれ叩かずとても、無間地獄はひとつみち。 暗...
今から16年前の起きた地獄の様な一週間の話です。 彼女と同棲する事になり不動産で物件を選んで二人一致でメゾネットタイプの部屋に即決めしました。 地下に降りる階段はバイオハザードの洋館みたく今思えば何故に即決したのかよくわかりません。 引っ越しが終わり母親が引っ越し祝いを持って来てくれたん...
ある病院に残り三ヶ月の命と診断されている女の子がいました。 友達が二人お見舞いに来た時に、その子のお母さんはまだ、その子の体がベットの上で起こせるうちに最後に写真を撮ろうとおもい、病気の子を真ん中にして三人の写真を撮りました。 結局それから一週間ほどで急に容体が悪くなり、三ヶ月ともたず...
ある病院に残り三ヶ月の命と診断されている女の子がいました。 友達が二人お見舞いに来た時に、その子のお母さんはまだ、 その子の体がベットの上で起こせるうちに最後に写真を撮ろう とおもい、病気の子を真ん中にして三人の写真を撮りました。 結局それから一週間ほどで急に容体が悪くなり、三ヶ月と...
怖い話かどうかは分からないけど、因果応報な感じのお話。 前提が長いんで少々お付き合いください。ごめんね。 もう数年前の話になるんだけど、当時勤めていた会社を辞めた。 理由は単純で、ブラックな会社に搾取されるのが我慢ならなかったから。 辞めるときは本当にもめたよ。 はっきりと恨みを買うな...
一時期地獄少女が流行っていたんだ、 真夜中の午前0時にインターネットに アクセスして怨みを晴らしたいと強く 願っている者にしかアクセスできない と言うわけだ。 だが、アクセスできた者は誰もいない。 入れたと思っても誰かが作った URLだ、だがアクセスできる方法が あるらしい。 まぁ、アク...
これは僕の祖母から聞いた話です。 戦後間もない頃に、日本は経済的に苦しくしかも、殆どの家庭が大家族だったそうです。子供は野菜小屋?で生み、おんぶに背負ってそして農作業をしながらせいかつしてたそうです。 でもまだ防空壕など残っており夜な夜な悲鳴の音が聞こえたり聞こえなかったりしたそうです。そ...
会社の同僚が亡くなった。 フリークライミングが趣味のKという奴で、俺とすごく仲がよくて家族ぐるみ(俺の方は独身だが)での付き合いがあった。 Kのフリークライミングへの入れ込み方は本格的で休みがあればあっちの山、こっちの崖へと常に出かけていた。 亡くなる半年くらい前だったか、急にKが俺に頼...
もう10年以上前の出来事なので書いてみます。 封印していた記憶です。 1998年の夏頃に俺とAとSで廃病院に行った。 関東周辺の色々な心霊スポットに行ってはスリルを味わって小バカにして楽しんでいた。 T病院は院長が患者に殺されたという噂だった。 Aが「そんじゃ俺が院長席に座って偉そう...
この話は今から三年まえ、家のアパートの出来事。 仕事休みで部屋の掃除をしていました。マンガ本が散らかっていたのでかたずけていたらなぜかすごい睡魔に襲われ、マンガ本に埋もれるように眠ってしまいました。しかし、不思議なんですが眠っているのに意識ははっきりしていて夢の中で私の部屋を見渡しているようで...
ある冬の夜。 同級会で久しぶりに再会した元同級生の民俗学者が言っていた。 「特定の動物は、神様の化身として奉られている」と。 例えば、『蛇』。特に、『白蛇』。 時に白蛇は最高の霊力をその身に抱く縁起の良い存在であると伝承され、 脱皮し自らの身を棄てながら成長する御身から、再生の象徴と...
この話は昔、ある投稿サイトに掲載した話です。長文で読みにくいと思いますがご了承ください。 これは私がまだ20代のころの話です。 現在は実家の家業を継いでいますが、大学を卒業後は「外の飯を食わないと」との思いから、修行がてらサラリーマンをやっていました。 最初はその会社の近くにアパートを借りて...