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短編
いらいらメール
匿名
いらいらメール
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いらいらメール

匿名
2017年6月4日
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【イライラメールが届いたらスクショして5人に送れ。さもないとあいつが…】

ネットでその情報を見てから、私はメールが気づかない間に来ていないか何度も確認するようになった。

この話は、三年前。私がまだ高校生だったときのこと。

彼氏もできて、幸せな高校生活を送っていたけれど、こんな事が起きてしまうなんて。

ある日、私は友達とメールをしていたんだが、友達以外の人からメールが来ていることに気づき、見てみることに。

件名 イライラメール

このメールが届いたらスクショして5人に送ってね!

そうじゃないと地獄に落ちるからな。

送るとラッキーなことが起きるよ!

送らないと逆のことがおきる。

なんと情緒不安定なメールなんだと、苦笑いしながら消した。

そして5日ほどたったある日。

彼氏と遊びに行っていた。

すると、携帯がバイブをならす。

「なんだろ…」

見てみると、一通のメールが。

件名 おい

送らなかったな

今行くぞ

何かが私にべたっと触って来たような、冷たく気持ちの悪い感じがする。

すぐにメールを消した。

そして携帯の電源を切り、彼氏を心配させないように作り笑いを見せた。

そして…

電源を切ったはずの携帯がバイブをならす。

「メールだ…」

止まらない汗、鼓動が私を殺そうとしている気がする。

意を決してメールを開くと、

件名 こをとわゆの

のをてほたの「とをつおややな、んとまたとわ」ゆゆねらやたやゎたこまてら「みんぬは。るまよんの、!ぬ「まのよなほわ

後ろ

最後の後ろという文字が私の体を震わせた。

「あいつが…」

あいつがくる。

彼氏に抱きついて震える手を必死に押さえる。

「ほんとだったらどうしよう…!」

「おーい」

彼氏が私を呼んだ。

でも怖かった。

彼氏の温かい温もりがなくなって、

ひんやり冷たくなっていることに気がついたから。

「あなた…誰…?」

私は彼氏を、いや、それを震えながら見上げた。

それは、彼氏じゃなかった。

にたぁと笑うそれは、私を見降ろしてよだれを垂らし、だらしない顔でひひっ…!と声を出した。

「きゃぁ!」

そして携帯のバイブがなる。

件名 遅かったな

回せば幸せだったのに。

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