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冬の寒い夜、仕事を終えて帰宅した俺は、なんとも言えない不安に襲われた。出張の間、家は無事だと思っていたが、ドアを開けた瞬間、目の前には散乱した家具と落ちている書類が広がっていた。心臓が早鐘を打つ。何かが起きた。 壁には赤いペンキで書かれたメモが貼り付けられている。「君の家族は既に手遅れだ」...
最初におかしいと思ったのは、消毒用アルコールの匂いだった。 私は市の資料保存室で働いている。公文書や古い帳簿を扱う部署で、閉架の書庫が主な職場だ。仕事の内容は単調で、紙の状態を確認し、劣化の程度をチェックし、必要なら簡単なメモを残す。それだけだ。 保存室では火気厳禁だから、清掃や作業前後に...