私の実家からそう遠くないところにキチガイムラと呼ばれていたところがあります。 実際にネットでも探してもらえると見つかるところです。 小学生の頃、キチガイムラには近くづいてはいけないと親から口を酸っぱく言われました。理由は汚いからとよくわからない理由だったのを覚えています。 しかし子供というものは行くなと言われたら行きたくなってしまうもの自転車を乗り友達4人と夏休みにキチガイムラへ行きました。 夜は流石にヤバイという理由で夕方4時くらいにキチガイムラに到着したのを思い出します。入り口にはバリケードと言うべきか椅子や看板、古タイヤやその他ゴミが置いてあり変な文字がいくつも書いてある場所でした。（全人類死滅とか盗死とか奉納NX?などが書いてあった気がする） たしかにここは異様な場所だなと思いつつ私たちは中へ入っていきました。中はそれほど広くはなく村というよりは数件建物があるだけという感じでした。庭は荒れており手入れはしてなかったです。窓から家を除くとエロ本が転がっていました。私たちはそれをみえ「エロキチガイ、エロキチガイ」などと笑っていると 「ウォー、ウォー」 私たちが来た道から黒い服を来た大人が走ってきます。 「ウォー、ウォー」 私たちは一目散に逃げました。 別方向から「アギャー、アギャー」 と別の声も聞こえてきたのでそちらを向くと別の茶色い服を来た人も追いかけてます。 手には多分ナタ見たいなのを持って追いかけてくるので頭が真っ白の状態で自転車の場所までいきました。自転車の場所まで来ると四台ある自転車のうち一台がめちゃくちゃに壊されており、壊されていた持ち主の友達はしゃがみこみその場で泣いてしまいました。 それでもあの黒い大人は全速力でこちらに走って来ます。 「ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ」 私たちはその座り込んでいる友達を3人がかりで引っ張り全力で走りました。 ある程度走って遠くまで来るとあの黒い人は追いかけてこなくなりました。 そしてもう帰ろうという話になり歩いて帰りました。 夜も遅くなり家に帰ると母親が「自転車はどうしたの？」と聞いて来ます。 怒られるのが嫌だった私は「捨てた」としか言えませんでした。 後からこっぴどく怒られました。