本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

お題 中編
えらいね
えらいね
お題 中編

えらいね

1ヶ月前
怖い 13
怖くない 2
chat_bubble 0
712 views

高校2年のときの話です。幽霊とかじゃなくて、いちばん怖かったのは“人”でした。

クラスに、妙に聞き上手な子がいました。アヤって呼ばれてて、目立たないのに、誰とでも自然に仲良くなる。休み時間に隣に来て、「最近どう?」って、ほんとそれだけ。

最初は雑談でした。部活の愚痴、親のこと、好きな人のこと。こっちが言いよどむと、アヤは絶対に急かさない。ただ頷いて、笑って、「そっか」って言う。安心させるのが上手かった。

変だと思ったのは、クラスの空気が少しずつ壊れ始めてからです。

仲良かったグループが急にギクシャクして、陰で悪口が回り出して、誰かが泣いて帰る日が増えた。原因はいつも些細で、「誰が言ったの?」って追っても出どころが曖昧。

ある日、僕のところにも来ました。

放課後、アヤがスマホを見せてきたんです。

画面には、僕が前にアヤへ送ったメッセージがそのまま並んでました。部活の顧問の愚痴とか、友達のちょっとした悪口とか。

「これ、みんなに見せたくないよね?」

笑って言うんです。脅してるのに、声は穏やかで、まるで“確認”みたいに。

「やめてよ」って言うと、アヤは首をかしげて、

「じゃあさ、明日、○○に『あの子、私のこと嫌いらしいよ』って言ってくれない? 文面は送るから。その通りに」

って。

その瞬間、全部つながりました。

クラスで起きてた揉め事は、アヤが“相談”で集めた言葉を、少しだけ形を変えて流してたんです。本人同士をぶつけて、疑心暗鬼にさせて、孤立した子からまた秘密を吸い上げる。

僕は断りました。そしたら翌日から、僕の席だけ、目に見えて空気が冷たくなった。

挨拶が返ってこない。LINEが既読にならない。班決めで余る。先生に当てられると後ろで笑い声がする。

どれも決定打じゃない。でも、毎日少しずつ削られる。

“たまたま”の積み重ねみたいに見えるから、誰にも説明できない。

耐えきれなくて担任に相談したとき、担任が最初に言ったのがこれでした。

「アヤさん? あの子、学年にいないよ。転校したの去年だよね?」

名簿にも出席簿にも名前はなくて、クラス写真にも写ってない。

でも、僕のスマホの中には、アヤとのトーク履歴が残ってる。送ったはずのないスクショも、録音も、全部。

僕が震えながら「じゃあ、僕を脅したのは誰ですか」って言ったら、担任は困った顔で、

「脅されたっていうなら、まずその証拠を——」

と言いかけて止まりました。

その瞬間、僕のスマホに通知が来たんです。

1 / 2

後日談:

後日談はまだありません。

アバター 001_001

はじめまして、よろしくお願いします。

投稿数 1
怖い評価 13
閲覧数 712

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(0件)

コメントはまだありません。

0/500

利用規約をよく読んで、同意の上でコメントしてください。

・連続コメントは禁止しておりますが、新規登録・ログインすることで、連続コメントも可能となります。

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.0.250

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

label 話題のタグ

search

【参加型】投稿企画・タイアップ企画

  • 禍禍女
  • 心霊スポット
  • 意味怖

一息で読める短い怪談

読み込み中...

じっくり染み込む中編怪談

読み込み中...

深夜に読むと戻れなくなる長編怪談

読み込み中...
chat_bubble 0