
それは私が30代に差し掛かる頃の出来事です。
妹が新しい職場に転職するために引っ越すことになり、手伝いに行った私。しかし、彼女は新しい生活を始めることに不安を抱えていました。そんな時、彼女の友人が「お守りを持って行くといいよ」と言い、古いお守りを渡してくれました。
その夜、妹と一緒に廃屋に泊まることになったのですが、その家は噂では「呪われた場所」とされていました。私たちはその話を冗談にしながら、気楽に過ごしていました。
しかし、夜中になると、妹が突然目を覚まし、恐怖に満ちた表情で私を見つめてきました。「何かがいる…」その言葉に冷や汗が流れました。私は彼女を安心させようとしましたが、彼女の表情はますます青ざめていきました。
「お守り、持ってる?」彼女の声が震えています。私はそれを思い出し、急いでバッグの中を探りましたが、見つかりませんでした。「妹の友人に返したかも…」と言いかけた瞬間、背後から冷たい風が吹き抜けました。
恐る恐る振り返ると、窓の外に不気味な影が見えました。まるで誰かがこちらを見ているようでした。妹はお守りを持っていなかったことで、ますます怯えていました。「どうしよう…」と私も焦り、今は何もできません。
その後、妹は奇妙な夢を見るようになり、毎晩目を覚ますと何かに脅かされているような声を聞くと言いました。私はその言葉を聞くたびに恐怖を感じ、何とかその夜を乗り越えようとしました。
ある晩、妹がまた悪夢にうなされている時、私は急に思いつきました。「お守りを探しに行こう!」と声をかけ、妹を連れて廃屋の裏手にある古い木の下へと向かいました。そこには、かつての住人が埋めたと言われるお守りがあるとの噂があったからです。
暗闇の中、手探りで地面を掘り進めると、ぼんやりとした光を放つお守りが現れました。「これだ!」と妹は声を上げました。その瞬間、彼女の表情が明るくなったのを見て、私もほっとしました。
しかし、そのお守りを手にした瞬間、何かが私たちを包み込むように冷たい風が吹き抜け、妹は突然叫びました。「いやだ!もうやめて!」その叫び声が夜空に響き渡りました。何が起こったのか理解できないまま、私たちは恐怖に駆られて逃げ出しました。
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