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匿名 3日前
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した。 「なんだあいつ、今の今まで俺のこと忘れられずにいたのか...」 「そっちのハンカチには何が入ってんの?」 私は、目の前の女子に言われ少し膨らんだハンカチを手に取り めくって中身を確かめる。 その瞬間、その場の人間は凍りついた。 そのハンカチの中に包まれていたのは、 ・・・・人の小指だった。 私はすぐにそれをハンカチにくるみ直し、 紙袋にもどした。 「今乗って人間の...指だよね?」 「ああ、きっとアレだあの子なりの仕返し的な?  別れ切れないまま、放っておいた俺へのさ。  きっとパーティグッズかなんかだろ?」 私がそう言って、周りの女子に話していると 少し遠くにいた女子がスタスタと近づいてきて 指の入ったハンカチを紙袋から取り上げた。 「これあの子のだよ。」 「何言ってんだよ?そういう冗談はよくないって。」 「ほら、この写真見てよ。」 その子はスマホを取り出すと学生時代に撮ったであろう A子との写真を私に見せる。 「あぁA子だな。」 「この指見て、ほらネイルも長さも一緒でしょ?」 写真を見る限り、確かに彼女の小指だった。 「でも確かに、俺さっきトイレのとこで  A子と話したし、これももらったし...。」 私は背中に冷や汗を書きながら、先ほどのことを思い出す。 するとその子が、そっと私に近寄って耳打ちをする。 「あの子来れるわけないんだよ、  だってあの子は....2年前に人身事故で死んでるんだから。」 私はその瞬間全てを理解し言葉を失った。 「きっとお別れが言いたかったんじゃないかな?  何せ急なことだったし、その頃にはお互いの連絡先も  変わってただろうし。」 周りの男子も女子も私の持っていると紙袋を見ながら 後ずさる。 「そうか、わざわざ来てくれたのか。  でもさ、もうちょっと早く来てくれてもよかったよな。  まぁ、A子こう言う賑やかな場所が好きだったから  気持ちはわからなくもないけど。」 私はその場の数人とA子の供養だと言って 昔の話をして解散した。 帰りは近くに止めていた自転車に乗り 前のカゴに紙袋を乗せて走り出した。 その後、私は帰り道の最中に大きな事故に遭いました。 目を覚ましたのはそれから数日後のことでした。 病室にいた看護師に何があったか尋ねると なんでも、交差点で曲がりきれなかったトラックが 運悪く走行中の僕に突っ込んできたんだとか。 その場に居合わせた人たちや、トラックの運転手が

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