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短編
匿名
雨
短編

匿名
2018年8月18日
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とある休日の出来事。

その日は、天気が良く窓から午後の日差しが差し込んでいた。

私は3人家族で妻と娘が1人いる。

その日は外出はせず、家でやんちゃな娘と遊び、娘を寝かした後、自分の部屋に戻り昼寝をすることにした。

静寂になった部屋で心地よい日向で私は眠りについた。

程なくしてパラパラと【雨の音】が聞こえてきた。

ただその【雨の音】はどこかおかしかった。まるで耳の中で音がこもっているような。

しかし、「ん?今日雨降るんだっけ?」とか軽く思いながら、目も瞑ったまま再び眠った。

次第に【雨の音】は打ちつけるように強く強くなっていった。

妻に「洗濯大丈夫かー?」と声を出したが、声を出している感覚がない。

周囲の音が全て雨に掻き消されているような、他に音が無い異様な雰囲気だった。

ともすれば、手足が動かず目も開かず金縛りに掛かっていた。

一瞬、孤独の恐怖に駆られた私は「早く解けろ!何が起こってるんだ!早く。早くっ!!解けろっ!」と怒りながら念じていた。

すると、ピタっと【雨の音】が消え、耳元から低い声で、

『ごめん、ごめん。すぐ出て行くわ。』

直後、身体の自由が戻った。

すぐ妻のいるリビングに向かおうとしたとき、何故か廊下は水浸しになっており、妻に話しかけようとしたとき、先に妻から

「あなたさっき玄関開けた?」と。

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