
冬のある夜、私は友人と共に山間の村へ旅行に出かけました。雪が舞う中、ドライブを楽しんでいた私たちは、暖かい飲み物を求めて灯台へ向かうことにしました。
しかし、村の道を外れた途端、道に迷ってしまいました。辺りはどんどん暗くなり、雪が降り続く中、私たちの会話も次第に静かになっていきました。
緊張感が高まる中、険悪なムードに変わり、互いに不満をぶつけ合う始末。そんな時、ふと目に入ったのは、古びた灯台の看板でした。そこには一人の女性が立っています。彼女は白いコートを着ており、長い髪が風に揺れていました。
「誰かいるの?」と友人が呟くと、その女性は指を灯台の方へと差し示しました。寒気が走ると同時に、私たちは無意識にその方向へ進むことにしました。
灯台に近づくにつれ、再び同じ女性の姿が現れます。彼女はまた指を差し、私たちを導いているようでした。恐怖と不安が心を支配し、私は思わず彼の手を握りしめました。
この不気味なやり取りが何度も続き、私は彼女が本当に私たちを助けているのか、逆に危険な方向へと導いているのか、混乱していました。しかし、灯台の前に着いた時、女性は消えてしまいました。
その瞬間、ふっと緊張が解け、「もういないね」と言うと、彼も静かに頷きました。安心感が訪れたその時、後部座席から「次は左だよ」という声が響きました。すぐに振り返ると、誰もいません。
驚きと恐怖で心臓が跳ねましたが、彼は慌てて左に曲がり、無事に道路に出ることができました。後ろを振り向くことはできず、その女性が本当に後部座席にいたのか、ただの幻だったのかは分かりません。
ただ、運転中の彼は何かを見たかもしれないと、今でも不安が残っています。私たちを灯台から救い出してくれたのかもしれないと思いつつ、あの夜の恐怖が心に刻まれています。恐怖と安堵が入り混じる中、ただ一つ言えるのは、あの女性が本当に存在したのか、何なのか、未だに謎だということです。
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