
私が中学生になった頃、独身の叔父が突然家に住むことになりました。
叔父は非常に優しい性格で、私はすぐに懐きました。彼は私の誕生日を特別な日として祝うことを約束してくれました。
ある夜、叔父が私に耳打ちしました。
「実は、俺は昔、家族を失ったことがあるんだ。」
「なんで?」
「事故だ。」
それ以上は語りませんでした。彼の暗い表情が何かを物語っていました。
忘れもしない冬の誕生日、叔父は豪華なプレゼントを用意してくれました。箱を開けると、中にはカラフルな誕生日ケーキが入っていました。
ケーキの上には蝋燭が7本立てられていました。
「これ、7本だね!」と私は言いました。すると、叔父が急に硬直しました。
「店員が間違えたのかもしれないな…」
その瞬間、彼の顔が青ざめたのを見逃しませんでした。叔父は三本の蝋燭が余っているのを見つけ、気まずそうにしていました。
私が「全部点けようよ!」と言って、3本の蝋燭もケーキに刺すと、火を点けました。すると、どんなに息を吹きかけても火が消えませんでした。
「おかしいな、どうして消えないんだろう?」私は不思議に思いました。
その時、暗闇から見知らぬ女の子が現れました。
「お兄ちゃん、私の誕生日は忘れないで!」
私は驚いて叫び、叔父は恐怖に駆られ、ケーキをひっくり返して逃げ出しました。
数年後、叔父が家族を亡くしたのは、彼の誕生日をすっぽかしたことが原因だと母から聞かされました。
「彼の娘は、誕生日の夜に事故に遭ったのよ。」
私の誕生日に現れたのは、たった一度だけの誕生日を奪われた娘の霊だったのでしょうか。彼女の叫びは、悲しみと許しを求めるものでした。私の心に残った恐怖は、叔父が逃げ出した後も消えることはありませんでした。気付けば、毎年の誕生日に彼女の声が響くのを感じるのです。私は、彼女のために何かできるのだろうかと、いつも考えています。
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