
抜け殻の夢
今年6月に見た夢の話。
目を覚ますとマンションの前に自分は立っていた。パジャマ姿のまま裸足で外に立っていたのですぐこれは夢だとわかりもう一度目を覚まそうと手を動かそうとしたが動かそうとしようとしたと同時に脚が自分が意思とは関係なくふらふらと勝手に前進を始め自分の身体はマンションから遠ざかっていった。
マンションから一番近いT時路、公園、○協の順に自分の身体は進み最後に○協側の歩行者信号の側に着いた瞬間脚が崩れ自分は前のめりにアスファルトに倒れた。アスファルトに顔が当たる瞬間自分は目を覚ました。
暗い外、パジャマ姿の自分、街灯の光が灯っていなく人の気配一つない町、短い夢ながら体験した内容ははっきりと覚えていた。
次の日の夜中夢を見た、あの倒れた場所と全く同じ場所に自分は立っていた。そして自分が目を覚まそうとした瞬間にまた脚は前進を始めた。○イレブン、歯科、郵便局と順に身体は進み最後に自分が利用している駅の玄関に着いた。駅の玄関に入ろうとした瞬間目を覚ました。
景色や自分がやったことは昨日の夢と同じながらも一つだけ違う点があった。駅だけ他の建物と状態は同じながらも言葉では説明のできない異様な雰囲気を放っていた。
次の日また夢を見た。今度は駅の玄関後ろに立っていた。駅の雰囲気の事もありすぐ目を覚まそうとするもそれも虚しく脚は前進を始めた。ふらふらとおぼつかない足取りで階段を登り構内を歩きまた階段を下りまた登り・・・自分の身体は改札の方に向かっていく。改札にたどり着くと自分の身体は改札口の方へ向かいガクガクと自分の頭は改札口の方を向きまじまじと改札口の中を見つめた。改札口には誰もいなかった。改札口をひとしきり見つめた後ガクガクと首をプラットホームの方へ向けプラットホームの方に身体は進んだ。ホームに出た瞬間改札口の方に誰かが自分を見つめている気配を感じた。気配の正体を確認したかったが身体が自由に動かない以上確認することは無理だった。プラットホームで直立不動の状態のまま十数秒立っていると遠くの方からガタンガタン・・・ガタンガタン・・・と電車が近づく音が聞こえ音が少し数秒後塗装がなくライトも点けていない寂れた電車がホームに止まった。プシュー・・・鈍い音と共にドアが開くと身体は寂れた電車の客室へと入り込んだ。入りたくなかった、だけど身体は電車の中に入り込んでしまった。
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