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中編
追ってきたのは……
匿名
追ってきたのは……
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追ってきたのは……

匿名
2016年9月22日
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まだ、残暑が続く9月の事でした。

当時、私は高校生で学校が半日で終わる日の事です。

家から高校まで、自転車で20分

その間、墓地を二ヶ所と急な坂道を通り、人通りの全くない薄暗いトンネルを抜けなくてはならなく、帰る時間が遅いと真っ暗で気味が悪い帰り道でした。

しかし、その道が一番早く学校に行ける近道だったので仕方なくその道を使っていました。

半日で、学校が終わるとすぐに帰り支度を終え帰ることにしました。

まだ、日も明るいので安心しながら墓地の前を通ると、生暖かい風と共に体が重くなった様な気がしました。

「な、何……?」

そっと、後ろを振り返っても何もいません。

私は、怖くなりペダルを思いっきり漕ぎスピードを上げ二ヶ所目の墓地を通り過ぎました。

そこでは、誰かに名前を呼ばれた気がしましたが、私は返事をしてはダメだと直感的に思い、無視をしました。

墓地が終わると、下りの坂道が見えてきました。

「(後、もう少しで家だ……!)」

怖いのをグッと堪え、坂を下っていると、通りすがりのお爺さんに注意をされました。

「二人乗りは、危ないぞ!」

水を被ったかの様に冷や汗が止まりませんでした。

自転車に乗っているのは自分だけなのに、どうして二人乗りを注意されたのだろう。

後ろに意識を集中させましたが、今度は怖くて振り向けませんでした。

坂を下りると、人通りの全くないトンネルです。

これをくぐれば家までそう、遠くはありません。

私は、意を決してトンネルを抜けました。

「はぁ……抜けられた」

そう、長くはないトンネルを抜けて安堵していると、手首に違和感を感じました。

袖をめくってみると、誰かに握られた手の跡がくっきりとついていました。

「ひいっ⁉︎」

折角、半日で帰られたのにどうしてこんな怖い思いをしなければいけないんだ!涙が出るのをこらえようやく、家に辿り着くことが出来ました。

私は、ホッと安心しながら家に入ろうとした時、後ろから妹の声がしたので振り向きました。

「ただいま〜、今、帰ってきたの?遅かったね」

「………」

「もう、夕方だよ。遊んでたの?」

時計を見ると、6時を指していました。

学校を出たのは、12時半頃。

いつもの帰り道だったのに、どうしてこんなに時間がかかったのか分かりませんでした。

時間よりも、妹の後ろにいる黒い“何かが”私をじっと見てニヤリと笑っているのは、目の錯覚だと信じたいです。

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