
数ヶ月前、私は大学の友人たちとシェアハウスを借りることに決めました。あまり新しくはないが、広々としたリビングが気に入ったのです。住人は他に数人いましたが、特に私が気になったのは一人だけ。彼は静かで、いつも自室に閉じこもっているようでした。
引っ越し当初、私たちは楽しく過ごしていました。ある晩、私が遅くまで図書館で勉強して帰ると、シェアハウスのリビングの灯りがついていました。私が帰ったとき、他の住人は全員寝ているはずでした。心の中で何かの気配を感じるも、特に何も異常がなかったのでそのまま自室に戻りました。
しかし、その日を境に、私の部屋に異変が起こるようになったのです。帰宅すると、必ず何かが動かされている。物が微妙に位置を変えられたり、カーテンが少し開いていたりしました。最初は気のせいだと思っていましたが、これが何度も続くうちに、次第に不安を覚えました。
ある日、私はそのシェアハウスの住人に相談することにしました。彼らは最初は笑っていましたが、私が不安を訴えると、私の部屋の周りを見回ってくれました。すると、彼らも何かの異変を感じ取ったのです。特に、あの静かな住人が何かを隠しているのではないかという不安が、私の心を掴みました。
冬の明け方、私は再び遅くまで勉強し、帰るときにリビングのドアが少し開いているのに気付きました。中に入ると、ひんやりとした空気が漂い、まるで誰かがここにいたかのようでした。すると、私の目に飛び込んできたのは、彼の部屋から漏れる不気味な光でした。
私は恐る恐るその扉をノックしました。返事がないため、ドアを少し開けた瞬間、目に飛び込んできたのは古びた日記でした。その日記には、彼が過去に住んでいた住人たちのことが詳細に書かれており、彼らがいかにしておかしくなったかが綴られていたのです。
その日記を読み進めるうちに、私は彼が何かをしていることに気づきました。どうやら彼は、住人の精神状態を観察し、日記に記録していたようです。そして、私の感情の変化も記録しているらしいのです。私の心の動きが彼の研究材料になっていたのです。
恐怖に駆られ、私は急いでその場を離れました。彼の行動に気づいた他の住人たちも、警察に通報することに決めました。しかし、その後彼は失踪し、シェアハウスも解散となりました。
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