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廊下を歩く足音
短編

廊下を歩く足音

あほー 2015年9月1日
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小学校からの友人で、今でも付き合いのある友人宅に泊まりに行った時の話。 当時、友人は地元企業に就職、俺は地元の短大に通っており、時間さえあれば落ち合ってカラオケやらパチンコやらに明け暮れる毎日を送っていた。 ある時、友人がプレステ2の某ハンティングゲームを購入したとのことで、兼ねてから気になっていた俺は友人宅に遊びに行った。 友人宅は母屋とガレージ兼離れがあり、友人とその兄貴の部屋は離れの二階にある。 ひとしきりゲームを楽しみ満足した俺は、友人がプレイするのを眺めながら煙草をふかしていた。 すると、ギシッギシッと離れの階段を昇る足音が聞こえたので、「ああ、連れの兄貴が帰ってきたのかなぁ」なんて事を考えながら、ドアの方を見た。 友人の部屋のドアは、木製のドアに磨りガラスが嵌め込まれたタイプのもので、誰かが前を通れば、朧気ながら必ず姿が見えるようになっている。 ギシッギシッ…足音が部屋の前を通過した。 …が、誰の姿も見えない。 「えっ…?」思わず声が漏れた。 その声を聞いた友人がテレビに視線を向けたまま一言、「ああ、聞こえた?いつものことだけん」 詳しく話を聞くと、離れに移った頃からほぼ毎日、足音だけの姿の見えない誰かが階段を昇り、廊下を横切るらしい。 最初は気味悪かったが、金縛りだとか、幽霊が出ただとかの実害があるわけでもないから、放置しているとのこと。 その後も何度か友人宅に泊まりに行ったが、毎回足音が聞こえたよ。 俺も晴れて就職して結婚してからはお互いに休みが合わなくてあまり会わなくなったが、今でも足音は聞こえるのだろうか…?

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