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長編

灰色の森

匿名 3時間前
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怖くない 693
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の。 奥さんからアナタを奪いたい訳では…。いや、それは…、正直わからない。ただ…。 アナタの特別な存在になりたい───── 私は本当に“馬鹿”だ。 ある事をして、彼の注意を引く事を思いついた。心が疲れ過ぎていたせいか、物事の判別がつかなくなっていた。そのあまりにも幼稚で愚かな方法を、迷いもせず実行に移す事にした。 いつも通り出勤し、皆が退社した後、私は会社のあるビルの屋上で、彼がやって来るのを待っていた。正直、来てくれる保証などはない。 これから大それた事を行う。緊張はしているが、妙に意識がぼんやりとしている。彼の事ばかりを考え過ぎて、その上寝不足で頭痛が酷い。 屋上から見る夜空には、点々と小さく星が瞬いている。久しぶりに見る月は、濃いオレンジ色で中途半端に欠けており、全く美しくない。吹き抜ける風は少々強く、また少し肌寒い。 私の胸の高さ程ある格子に両手を置き、眼下に広がる夜の暗く灰色のビル群と、その間を抜ける車の明かりを眺める。ハァと長めの溜め息をつく。 すると、遠くに見えるビルと隣接するビルの上を、飛び移る何かの影が目に入った。 ん?なんだろう?コウモリだろうか…。 都心でもコウモリは生息している。昼間はどこにいるかは知らないが、夜になるとビルとビルの間を飛び交う姿は時々目にすると聞く。しかし、今私が見たモノは“飛んでいる”では無く、“飛び移る”姿だ。それに、距離的に考えてもその大きさは、コウモリよりも遥かに大きいように思える。例えるなら、『猿』に近いかも知れない。確か昔、どこかで飼育されていた猿が逃げ出し、都心を駆け回ったとニュースになった事があったっけ。 でも、それよりもっと…。 そんな事を考えていると、後ろでカチャリと扉の開く音がした。 来た!来てくれた! 嬉しさと緊張で気持ちが高揚し、瞬時に身体の体温が上がる。 振り返ると、そこには不安と困惑に瞳を揺らませている彼がいた。 無理もない。私は今朝、彼のデスクにこっそりと置き手紙を残していた。内容はこうだ。 “みんながカエったら、おくじょうにきてください せめてワタシのおもいをみとどけてクダサイ” 「馬鹿な事は止めさない!」彼が叫ぶ。 そう、私は“馬鹿”です。分かっています。 「スミマセン…、でも、苦しくて…、苦し過ぎて、もう限界です」 「だからって、何も死ななくてもいいだろ!君はまだ若いんだ。素敵な男性との出逢

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  • オリジナルなら先に書いて欲しいです 読む時間が、ムダ…
    陸奥
  • ( ´_ゝ`)
  • えっと・・・怖い話なんだよね?
    a100-7
  • 載せるとこ違います。
  • 宝塚の人?
    ・・・
  • イミフ。何、この身勝手女のバカな話。 胸糞
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