
長編
灰色の森
匿名 5日前
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りのある声を上げ、やって来た。
しかし私の姿を見るなり、警備員は「ちょっと、そんな所で何やってるんですか!?」と叫んだ。私は一瞬キョトンとし、鍵に掛けた指を止める。
何をやっている?もっと驚くべき事があるでしょ?まるで彼には私しか見えていない様子だ。この窓の向こうにいる、今私の目の前にいるこの生物達が、目に映らないの?
でも、そんな事はどうでも良い。私は指にグッと力を込め、そのまま鍵を下ろした。そして窓をゆっくり開ける。少し冷たくなった空気が流れ込み、私の髪を揺らす。
「危ない!」「下りなさい!」警備員と救急隊員達が叫ぶ。慌てて駆け寄る足音も聞こえる。
でも、ホラ、彼はこんなに優しい顔で、私に手を差し伸べているのよ。今、彼は私を求めてくれている。
まるで奇跡。あぁ、涙が止まらない。
もうすぐ、アナタに触れる事が出来る。瞬きをする程の間も待てない。
もし、私の血の一滴までも、アナタが望むなら…。
幾つもの手が一斉に伸びる。
私は、彼と、複数の生物達と共に、灰色の森の上を舞った。
この怖い話はどうでしたか?
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- オリジナルなら先に書いて欲しいです 読む時間が、ムダ…陸奥
- 草( ´_ゝ`)
- えっと・・・怖い話なんだよね?a100-7
- 載せるとこ違います。あ
- 宝塚の人?・・・
- イミフ。何、この身勝手女のバカな話。 胸糞