
私たちは、冬休みに山小屋に遊びに行った。友人たちと一緒に、雪山でスノーボードを楽しみ、夜は暖炉を囲んで談笑していた。
しかし、ある晩、私は目を覚ますと、体が動かなかった。驚いて周囲を見回すが、誰もいない。静まり返った山小屋の中、ただ、外からは風がうなり声のように聞こえるだけだった。
無理に動こうとするが、腕も足も、首すらも動かせない。心臓が早鐘のように鼓動する。恐怖が私を包む。どれくらいの時間が経ったのかわからないが、やがて、体が少しずつ動くようになった。私は必死に立ち上がろうとした。
その時、友人の声が聞こえた。「お前、どこに行くんだ?」振り返ると、友人たちが笑っていた。しかし、彼らの目はどこか無表情で、私を見つめていた。私は不安を抱えながら、トイレに向かうことにした。
外の雪の音が耳に響く。暗闇の中、トイレの明かりが頼もしく感じる。しかし、そこで待っているのは、ただのトイレではなかった。扉を開けると、そこには私の姿が映る鏡があった。私は震えながら、自分を見つめた。
すると、突然、背後から友人の大声が響いた。「もう、お前は動けない!」
その瞬間、私は自分の体が再び動かなくなるのを感じた。鏡の中の私が、微笑んで見せる。私の恐怖は、彼らの楽しみだったのだ。何もかもが静まり返る中、私はただ、動けない体で彼らに見つめられている。永遠に。すべてが悪夢のようだった。何も知らないまま、私はここに閉じ込められてしまったのだ。だが、これは夢ではなかった。現実だった。どれだけの時が経ったのか、私は動けないまま、ただ見つめられ続ける。もう、戻ることはできない。私の身体は、完全に彼らの手の中にあった。私の心は、彼らの笑い声の中に消えていく。どうすることもできなかった。私の未来は、彼らに奪われた。夜が明けることは、もうない。私が動ける日は、永遠に来ることはなかった。私の存在は、ただの影となって、山小屋の中に留まるのだった。
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