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中編

一人になると

つなか 3日前
怖い 210
怖くない 174
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らはこちらに向かって手を振っていた。 「おーい!そこで何してんだーーー!」 「大丈夫かーーーー!」 そんな声が聞こえて、助かった、と力の限り浜辺に向かって水を掻き歩いた。 向かっている間も、 「頑張れーーー!」 「早く早く!!!」 「あと少しだよーー!」 なんて言ってくれるもんだから、なんだか嬉しくなって、 「今行くよー!」なんて返事しながら夢中に泳いでいると、あれ、、、 浜辺に向かっているはずなのに、体は胸元まで水に浸かっている。 「どうして…助け」 そう彼らに声をかけようとふと目線を上げると、前には人影はおろか、砂浜すらなく、ただ真っ暗な海が広がっていた。 ピンポーン。 玄関のチャイムの音で目が覚めた。 夕焼けが部屋をオレンジに照らしている。 どうやら寝てしまっていたらしい。 『〇〇ー!仲直りしたいの!私も悪かったよ、ゆっくり話し合お!』 ドアの向こうから彼女の声が聞こえ、ホッとしながら玄関まで行き、扉を開け、脇目も振らずに彼女に抱きついた。 私は安堵のあまり涙目になりながら 「ごめんね。許して欲しい」 そう言って彼女の顔を見ると、彼女は部屋の中をジッと見つめて、口をポカーンと開けている。 「どうかしたの?」 そう聞くと彼女は、 「人がいるならそう言ってよ!!もう!」 と怒って帰ろうとしている。 「何言ってんだよ。誰もいねえよ!」 「はぁ?じゃあ居間でこっち見ながらゲラゲラ笑ってる男の人達は一体どなたですか????」

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