
中編
宿泊研修の夜に…
匿名 2日前
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私が小学校5年生の時、宿泊研修で体験した話です。宿泊研修の前日に、2歳年上の兄が「俺たちが5年生の時に泊まった後、首吊り自殺のあった部屋がある。○○棟の○号室だったはず」と言いました。そこは私達が泊まる部屋と同じ棟、同じ部屋番号でした。怖がる私に、兄は「俺の勘違いかもしれないから気にするな」と言ってましたが、気にしながら宿泊研修当日を迎えました。日中の活動はとても楽しいものでしたが、夜になると雰囲気は一変し、電気がついているのに、とても暗いと感じるほどでした。私達が泊まる部屋の隣に、リネン室があり、そこからベットのシーツを取りに行くのですが、とても薄暗くて、皆、やばさを感じていました。夜になり、2段ベットの2階に寝るのに、部屋に設置されている鏡が見えて、とても気になり、怖く感じたので、私のベッドの下に寝ている友達と2人で一緒に寝ることにしました。周囲の同級生達は「オールしよう!」「一晩中お喋りしようよ!」と言ってたので、安心していましたが、1時間も経たないうちに、皆寝てしまって、隣に寝ている友人も寝息を立てて、寝てしまっていました。起きてるのは私だけの様子です。隣の部屋から「あははは」「イイネ〜」等、キャーキャーと騒ぐ声がして、正直(隣りの部屋は皆起きてるんだ、羨ましいな)と思ってました。何時間くらい、隣の騒ぐ声を聞いていたでしょうか。突然「うううううーーーー!」と大音量の男性?の苦しむような?呻くような声が聞こえて、私はビックリして、閉じていた目を開けて、布団を頭から被って、呻き声が聞こえないようにしました。私の側までその声が響いています。物凄く大きな声です。その後、その声は、夜中でも笑い声の響く、賑やかな隣の部屋に行ったり、静かな私たちの部屋に戻ってきたり、と行ったり来たりしていました。私の心臓は飛び出しそうな程に、早く鼓動を打ち、呼吸が苦しくなるほどでした。暫くするとその大音量の呻き声は消えました。隣の部屋の笑い声や話し声はまだ響いてました。あの呻き声を聞いて、寝れそうもありません。あれは何だったのか?部屋の人達は、みんな寝息をたてて寝ていました。あんなに大音量の呻き声を聞いて、飛び起きない方がおかしいと思っていました。私だけが必死に目を閉じて、早く寝ようと思いながら起きていました。どのくらいの間、布団を頭から被り、震えていたか分かりません。闇は永遠だと思い始めた頃、部屋に大きな音で「ピンポンパンポン」とチ
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- めっちゃ怖い(^^;;どうですか〜!?