
中編
私が見た夢は
匿名 2日前
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私がまだ3歳くらいの頃の話です。
必ず私は寝る時次のような夢を見ました。
どこか知らないビルに私はおり、知らない大きな人達に囲まれているんです。
そしていつの間にか目の前に当時の私より背の高い女の人が居て何かを呟くんです
「……」本当に耳に届く程度で言葉は聞き取れませんでした。
ですがこの人が来たら逃げなくちゃ。と本能的に感じていました。
何故かは知り得ませんでした
私が小学一年生になった時、同じような夢を見ました
今度は階段。いつの間にか階段におり知らない人達に囲まれている
案の定 見知らぬ女性が来ては何かを呟いていきました。
しばらくこの様な夢を見ていなかった私は混乱した記憶があります
そしてその3年後、小四の時事件は起こりました。
学校の階段を降りようとしたその時、ふととある事が頭に浮かびました
ここを通ってはダメだ。と
何かに押し返されているような感覚。
と、次の瞬間、
止まっている私を通り越し、階段を降りた女の子が突然滑って転落したのです。
後に聞くとこの階段は当時掃除したてで濡れたままだったそうです。
冷や汗が止まりませんでした。
もし私があのまま降りていたら。と考えると…
私が社会人になったとある日のことです
もうしばらくあの夢を見ていなかった私に突然一番最初の夢が流れてきたのです。
前まではノイズがかかっているように曖昧だった映像も高画質に見える。
見知らぬビルは私の会社、知らない大きな人達は上司
途切れていた糸が繋いでいくような感覚でした
ですが対した関心は浮き上がらない
私はこのふたつよりも女性の正体の方が気になってたから。
遂に目の前に現れた女性。(ここからは少し曖昧です)
何か言葉を発したことは間違いないのにその言葉が理解できない。
日本語、標準語のはずなのに他の言語のようにしか聞こえない言葉。
ここで私は目が覚めました
止まらない汗、体験したかのような体の痛み、上司やビルの光景
全てが脳に焼き刻まれていました
その出来事があった一週間後。
私は新しいプロジェクトを任されておりかなり多忙で睡眠、食事の間もありませんでした
その生活にとうとうガタが来たのか
職場のど真ん中で私は倒れました
ですが何か既視感がある。おかしい。
こんな体験したことは無い。
現実では。
そう。あの夢とそっくりな光景だったんです
いつもの職場のはずなのに見知らぬ場所に見える天上
慌ただしく私を見つめ
後日談:
- 母の物をしている時、見覚えのある女性の顔を見つけました。 そう、あの夢に出てきた女性です。 どうやら母の姉だそうです。 母の姉(以後、叔母)は早くして亡くなっているそうでした。 母に夢のことは話していません。 ただこの一言は迷いなく出てきました 「叔母さんは私の事を守ってくれてる」
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