新着 短編
少女とゴブリン2匹の後ろ姿

子供の頃、俺は西欧の国で過ごしていた。
ある日、現地の友達と森の中で遊んで追いかけっこのようなことをしていたが、途中で見失ってしまった。
俺は人で森の中をさまよっていると、森の茂みの向こうに人影のようなものが見えた。
友達はあんなところにいたのかと、俺は飛び出そうとしたがすぐに茂みに隠れた。
歩いているのは友達ではなく、1人の少女とゴブリンのような小さな謎の生物2匹だった。
本当にゴブリンかは分からないが、自然界にはまずいないような不思議な外見だったのでここではゴブリンと書く。
ゴブリン2匹についていくように、1人の少女が後ろを歩いていた。
何であの子はあんな変な生き物について歩いているんだろうと不思議に思っていた。
少女はずっと手を後ろで組んでいて、でこぼこした道を歩くときも手を後ろにしたまま動かさない。
ゴブリン2匹は少女に早く来いみたいにせかしている感じだった。
そして俺は気づいてしまった。
少女が手を後ろにしているのは何かで拘束されているからではないか、少女はゴブリン2匹に何処かへ連れて行かれようとしているのではないか。
そう考えると怖くなった俺は、その場からできるだけ音を立てないようにして森を抜けて家に戻った。
俺はずっとそのことが頭から離れなかったが、誰かに言ったところでどう思われるか分からず黙っていた。
その数カ月後には日本に帰り普通に暮らしてきた俺だが、あのときあの森で見たものは何なのか今でも分からない。
1 / 1
後日談:
後日談はまだありません。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。



