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短編

匿名 2日前
怖い 34
怖くない 30
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私はある日夢を見た。 電車に轢かれる夢だ。突き飛ばされ、電車に轢かれる夢。その夢は夢にしては妙にリアルだった。身体を引き裂かれる痛みも感じるし、身体がバラバラになっていく感覚もあった。苦しい。ただ夢だからだろうか、その後の事も詳しく見れた。突然の飛び込みに狼狽している人。気分が悪くなりその場に伏せる人。私の遺体を掃除する人、等ある1つを除く全てのことを見れた。1つだけ見れなかったもの。それは私を突き飛ばした者だ。事後の様々な光景は見れたのに突き飛ばした犯人の顔だけは見れなかった。突き飛ばした直後に逃げたから?私はそんな疑問を置いて目を覚ました。寝起き最悪の夢だったが、同時に夢であったことに心底安堵する。強烈な夢だったが所詮は夢、数日もすれば次第に記憶から消え去っていた。 そこから10日程したある日。私は仕事に向かうためいつものように駅のホームにいた。その日は天気も気温も良く夢見心地な気分だった。すると聞き慣れたアナウンスが流れる。「まもなく○番線に列車が参ります。危ないですから黄色い線の...」その直後だ。私の両隣の人が大笑いを始めた。ものすごく楽しそうな笑い声だ。あまりの大笑いだから、朝からそんなに面白いことがあったのか?と思わずチラッと横を見た。 その直後、私は後ろから突き飛ばされた。宙に浮いた私はそこでこの間の夢を思い出した。そこからは夢と全く同じことが起きた。身体を引き裂かれる強い痛み、徐々に身体がバラバラになっていく感覚。一瞬の出来事が無限に感じられる。苦しい。 「どうかこの事も夢であってくれ...」そう強く願った。 だが、私は覚めなかった。

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  • 覚めなかったのなら誰が投稿したの?
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