
(「新静岡駅周辺で初の記念撮影」の続き)
・・
桜子は新静岡駅から静鉄電車に乗った。
割と空いていたので、余裕を持って座ることができ桜子はLINEを送っていた。
そして県総合運動場駅で降りる。
ここの駅は、急行の追い越しなどができるホームが2面4線の割と大きな駅だった。
駅自体はそれほど乗客が多い訳ではない。
桜子以外に降りる人はなく、駅にも今の時間帯は係員がいないようだった。
隣のホームには電気の消えた回送電車が停まっていた。
乗ってきた電車が出発すると、あたりは誰もいないので桜子は心細く感じた。
改札のあたりまで行くと外の様子が見えるのだが、母の迎えの車はまだ来てないようだった。
女の子が1人で外に出るのは物騒なので改札からは出ず、ホームと改札のあたりを行ったりきたりしていた。
すると、さっきホームに停まっていた回送電車のドアがひとつだけ開いていた。
「え?なんで??」
さっきは確かに閉まっていたはずだった。
桜子は警戒しながらも、電車に近づくと・・
電車の中には、薄汚れた服を着た不気味な男がうずくまっていた。
桜子が気付くと、男も桜子の方を向いてニヤニヤと笑った。
そして男は立ち上がり、桜子の方に向かってきた。
桜子は改札の方の走り、ICカードをタッチして外に出た。
男は改札の外へも追いかけてきた。
桜子は駅の外のまで来ると、駅前にタクシーが停まっているのを見つけた。
桜子は急いでタクシーに近づくと、タクシーの後部座席のドアが開いた。
桜子は後部座席側から
「助けてください!変な人に追われているんです!」
すると、運転手の男性は振り向き
「変な人とは、こんな人かな?」
桜子は驚いて声も出なかった。
その運転手の顔は、さっきの電車の中の不気味な男だった。
後日談:
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