
友人たちが冬休みに、山奥の古びた山荘に遊びに行くことになった。
到着してみると、山荘は外観こそ美しい雪景色に囲まれていたが、内部は薄暗く、どこか不気味な雰囲気を漂わせていた。特に一部屋には大きな古い鏡があり、友人たちはそれを見てはしゃいでいた。
その夜、彼らは鏡の前でお化け屋敷の話を始め、恐怖心を煽り合っていた。すると、急に一人の女の子が「この鏡、なんかおかしい気がする…」と言い出した。その瞬間、彼女の背後に立っていた別の友人が、彼女の肩を叩いた。
彼女は驚いて振り向いたが、誰もいなかった。友人たちは大笑いし、冗談だろうと流した。しかし、しばらくすると、彼女の顔色が急に青ざめ始めた。気分が悪いと言い出し、他のメンバーは心配して彼女を休ませることに。
別の部屋に移動し、彼女が落ち着くのを待っている間、他の友人たちは鏡の前で遊んでいた。すると突然、鏡の中に彼女の姿が映った。だが、彼女は彼らのいる場所にはいなかった。彼らは恐怖に駆られ、まさかと思いながらも、急いで彼女の部屋に戻った。
すると、彼女はそこにいなかった。焦った友人たちは山荘の周りを探し回ったが、彼女の姿は見つからなかった。夜が更け、彼らは途方に暮れていた。
その時、また鏡の前に戻ると、映り込んだのは彼女の顔だったが、口元は笑っており、そしてその後ろには、無表情の別の女性が立っていた。
数時間後、ようやく彼女は戻ってきたが、何も覚えていないと言った。友人たちはその後、再び鏡を見たが、そこにはまるで何も映っていないかのようだった。
彼女の記憶が戻ることはなかったが、あの夜、鏡の中に映ったのは一体誰だったのか、彼らは今でも思い出すたびに恐怖を感じている。彼女の姿を見たのは、彼女自身だったのか、それとも…? 彼女にはわからないままだった。
そして、友人たちがその山荘を訪れた後、あの鏡は再び誰にも触れられることはなく、静かに山荘の片隅に置かれたままだった。
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