
俺が物心ついた頃から、見えないものを感じてきた話をしようと思う。霊感は強くないが、見えたものをそのまま書くから、脈絡もなければオチもない。それでも、読んでくれたら嬉しい。
俺の家族は、両親と弟、そして祖父母の五人家族。子供の頃、俺は怖がりで、夜に一人でトイレにも行けなかった。夜中に目が覚めても、両親を起こすことが怖くて、結局おねしょをして怒られることが多かった。
そんな俺が初めて霊を見たのは、家族旅行で訪れた山奥の別荘だった。冬の寒い夜、トイレに行くために目を覚ました俺は、いつもとは違って一人で挑戦することにした。暗闇の中、壁を手で辿りながら進むと、トイレの扉の前に立った。
すると、目の前に古い鏡があった。その中に、白い服を着た女の影が映っていた。驚いたが、怖いという感情はなく、「何でここにいるの?」と不思議に思った。霊だと気づくのに時間はかからなかったが、当時の俺にはその存在を受け入れる準備ができていなかった。
その後、女の霊は別荘にずっと居続けた。俺はその姿をたまに視界の端で捉えるだけだったが、何故か恐怖を感じることはなかった。弟に話すと笑われそうで、黙っていた。
ある日、別荘の古い鏡を見つけた時、女の霊が映った。その瞬間、何かが背筋を冷たくした。女はいつも俺の後ろにいるような気がして、背中がゾクゾクした。別荘での数日間、何度もその鏡を見たが、女の顔は確認できないままだった。
旅行から帰った後、俺たち家族はその別荘に戻ることはなかった。数年後、別荘の近くに新たに家を建てることになったが、あの鏡のことは忘れていた。
新居に引っ越してから、時折、鏡に映る女の影を思い出していた。家の中で何かが気になる存在を感じていたが、それが女の霊だとは思えなかった。ある晩、深夜に目が覚めると、部屋の隅に女の影が見えた。驚いて目をこすり、何度も確認するが、影は消えた。
その後、弟が「鏡を見たら女がいる!」と言い出した。俺は心臓が止まりそうになった。まさか彼も見えるのか?それとも俺をからかっているのか。鏡を確認するも、何も映らなかった。
数週間後、弟が鏡の前で寝ていると、再び女の霊が現れたらしい。朝起きた弟の顔は青ざめていた。「夢だった」と言い張るが、その後はずっと俺たちの周りで奇妙な現象が続いた。
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