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不在の手の記憶
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不在の手の記憶

4時間前
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ある冬の夕方、私は中学生の息子と一緒に近くの公園に向かっていた。子供が成長するにつれ、彼との時間が貴重になっていくのを感じる。いつも一緒に遊ぶバスケットボールを持ちながら、道を歩いていると、息子が前を走り出す。

「早く来てよ、パパ!」

彼の声が後ろから聞こえ、私は嬉しさを感じながらも急いで後を追う。しかし、突然、息子の声が、私の耳に聞こえない別の声に置き換わる。まるで誰かが私の名を呼んだかのような感覚だ。しかし、周囲を見渡しても誰もいない。

「どうしたの?」

心配になった私は、息子の姿を見失わないように気をつけながら、彼の後ろを追った。すると、彼がバスケットボールを持っているのが見えた。その瞬間、また別の声を耳にした。「助けて…」

驚いて振り向くと、誰もいない。しかし、確かにその声は私の中に響いた。混乱しながらも、何事もなかったかのように息子に近づくと、彼は無邪気に笑っている。

「パパ、早く!」

その時、ふと背後に人の気配を感じた。振り返ると、そこには見知らぬ男性が立っていた。彼はまるで私を見透かすような目でじっと見ていた。

「君の息子のことが心配だ」と言い、何も持たずに立っていた。私は息子を守るためにその場を離れようとした。だが、彼の目が私の心の奥深くに何かを引き起こした。

結局、何も起こらず、私たちは無事に公園に着いたが、心の中には不安が残った。バスケットボールをしながらも、あの声が頭から離れなかった。「助けて…」という声が、まるで私の息子に向けた警告のように感じられた。

それから数日後、息子と遊んでいると、またもや背後から声が聞こえた。「早く助けてくれ…」

その瞬間、息子が足を滑らせ、倒れそうになった。私は本能的に彼を受け止めたが、背後から感じた冷たい視線は一生消えないだろう。何かが私たちを見守っているような気がしてならなかった。今でも時折、バスケットボールをするたびに、あの見えない手の温もりを思い出す。私たちの周りには、時折、何かが潜んでいるのかもしれない。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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